平成30年9月27日
公益財団法人京都文化財団

　平成３０年９月６日・７日の２日間、府内２会場において実施しました上記巡回相談の概要について、下記のとおり報告します。

記

　巡回相談は平成元年の創設以来、３０年を迎え、文化財所有者等関係者には浸透してきていると思われますが、巡回相談を実施するにあたり、新聞公表をはじめ宗教４団体に対する会員への周知依頼や宗教法人に対する全戸配付、京都仏教会会報への告知掲載、市町の広報誌掲載などに努めました。
さらに文化財所有者の連絡会などに参加し、積極的な広報活動に努めたところですが、直前に上陸した台風21号の被害が多かったことも影響しているのか昨年より相談件数はやや減少しています。相談件数内訳では、本年も建造物関係が一番多く、経済環境の厳しさや檀家の減少等で補助金等への公的助成に関する相談が目立ちました。今年度は美術工芸品関係の質問は少なく、主に老朽化した建物の修理・存続に関わる所有者の懸念がうかがわれます。
今後も会場の検討、時間帯の設定も考慮し、関係機関・団体等との連携を深め、文化財を所有する宗教法人・団体を対象に文化財保護の普及啓発に努めてまいりたいと考えております。

１　地域別相談者数　　（　　）は、前年度

上の内訳

２　相談件数（延数）

・相談総数は２６件で、その相談内訳は次のとおりです。

第30回巡回文化財保護の巡回よろず相談会

〈９月６日　福知山会場〉

〈９月７日　京都市会場〉