松尾大社展 みやこの西の守護神
2024.4.27(土) 〜 6.23(日)
9割の展示品が初公開!! お酒の神様の本当のところ
京都市西京区に鎮座する松尾大社(まつのおたいしゃ)初めての神宝展です。松尾大社は渡来氏族である秦氏が創建に関わった神社で、平安京遷都以後は都の守護神のひとつとして崇められました。市内にも多くの氏子を持ち、酒・醸造の神として全国の酒造会社の崇敬もあつめています。わが国最古級の神像彫刻として国の重要文化財に指定されている御神像や、初公開となる源頼朝や織田信長ら中世の古文書をはじめ、祭礼や酒神としての歴史、酒造りについて史資料を集め展観します。
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京都文化博物館、アソビュー!、ローソンチケット(Lコード:55465)、チケットぴあ(Pコード:686-837)、イープラス、セブンチケット(セブンコード:104-213)、CNプレイガイド、楽天チケット、近鉄駅営業所など。
展覧会オリジナルの三神像アクリルスタンドをお迎えするプレミアムなチケット
展覧会オリジナルのお猪口が付いたお酒好きにはたまらないチケット
※お猪口には、厄除け護符 亀の「牛玉宝印」をデザインしました。
『神様の御用人』×松尾大社展コラボチケットとオリジナルA4クリアファイルが付いてくるお得なセット券
❶〜❸は本展入場券とグッズ引換券が別々に発券されます。両方お持ちください。
※『神様の御用人』コラボチケットは京都文化博物館4階受付で、グッズは3階展覧会特設ショップにてお引換えください(いずれも会期中のみ)。
重要文化財に指定されている別館(旧日本銀行京都支店)で、お酒文化のこれからを考えながら、お酒を楽しむイベントです。
トークセッションでは、造り酒屋、酒販店、お酒好きな消費者、お酒に関わるそれぞれの視点から、お酒文化のこれからを考えます。
※ 当日会場受付にて<イベント参加券>と引換でオリジナルお猪口をお渡しします。
※ 試飲のお酒をご用意しています。お車でのご来館はご遠慮ください。
※ 20歳未満の方は、イベント会場へ入場できません。年齢を確認する場合があります。
出品作品108件のうち9割が初公開資料です。源頼朝や織田信長など、歴代の権力者が発した数々の古文書を一挙公開します。
日本最古級の作例である三神像(男神像[老年]、男神像[壮年]、女神像)を、関連する御神宝とともにご紹介します。
松尾大社境内をデータ測量して制作した3D映像を初公開。絵画資料とデジタル技術で松尾大社表象(イメージ)を辿ります。
松尾社(現在の松尾大社)は平安京遷都より前に鎮座する古社であり、渡来系氏族である秦氏によって建立されました。その祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の二柱です。神々の系譜や縁起をまずは紐解き、どのような神が信仰されてきたのかを詳らかにします。
洛西の古社である松尾社は古代から現代に至るまで、多くの人々に崇敬されています。今回の展示では時代を遡る形で、松尾社の信仰の有り様をみていきます。第1章では洛中洛外図をはじめ多くの絵画作品や名所記に登場する松尾社を取り上げます。また松尾社は酒・醸造の神として名高く、全国の酒造社との関わりや、造酒神として伝承が成立していく姿を追います。
松尾社は朝廷のほか、歴代の将軍家や天下人からも篤く崇敬を受けていました。特に武家においては武神として敬われています。鎌倉幕府の源頼朝をはじめ室町幕府の足利尊氏や織田信長・豊臣秀吉らの朱印状、さらには徳川将軍家からの朱印状や文書を保管する箱などが現存しています。この章では天下人と松尾社との関係を明らかにします。
中世の松尾社では伯耆国東郷荘をはじめとする多くの社領によって神事が維持されてきました。代表的な荘園としては、丹波国雀部荘や越中国松永荘、摂津国山本荘があげられます。こうした荘園が退転していくなか、境内近郷の膝下社領で神事を維持していきます。この章では松尾社が神事を維持していく営みとしての社領経営と、それに支えられた具体的な神事をみていきます。
松尾社の信仰の具象化として御神像があります。平安時代前期に作られたと考えられる男神像(老年)、男神像(壮年)、女神像はそれぞれ大山咋神、その御子神、市杵島姫命に比定されています。この他、摂社・末社にも神像が祀られていました。神仏習合の影響を受けて作られた御神像は松尾社の信仰対象のまさに具体的な形です。
※6月13日は保育ルーム設置予定。詳細は決まり次第、当HPに公開します。
※事前申込不要、参加費無料(ただし、当日の入場者に限ります)
京都の造り酒屋で生まれ育った、俳優・佐々木蔵之介さんがゆかりのある松尾大社の歴史やみどころをナビゲートします。
貸出料金:700円(税込)
俳優。
多くの映画・テレビドラマ・舞台で、活躍中。
2024年大河ドラマ「光る君へ」に、まひろ(紫式部)の夫・藤原宣孝役で出演。
生家は京都・洛中の造り酒屋、佐々木酒造。
幼少の頃、家族でお参りに行くと、誰が一番最初に実家の酒樽を見つけられるか⁈なんてことをやっていました。酒造の神、松尾大社のご案内をさせて頂くこと、大変に嬉しく思います。皆さまのご来館を、心よりお待ちしております。
「松尾大社展 みやこの西の守護神」
判型:B5変形
販売価格:2,800円(税込)
※3階特設ショップ・1階ミュージアムショップで販売
『神様の御用人』シリーズ 松尾大社展特製フォトスポットやコラボグッズの販売も!
ある日突然、神様たちの御用を聞いてまわる“御用人”に任命されたフリーター・良彦の東奔西走の日々を描いた、メディアワークス文庫の人気作『神様の御用人』。10周年を迎える同シリーズの第7巻で松尾大社摂社の月読神社が登場するご縁から、この度松尾大社展とのコラボが決定しました。
愛媛県出身、兵庫県在住。
2010年、第17回電撃小説大賞でメディアワークス文庫賞を受賞し、『空をサカナが泳ぐ頃』(メディアワークス文庫)でデビュー。
「古事記」や「日本書紀」に登場する神様と人の子の絆を描いた『神様の御用人』シリーズ(メディアワークス文庫)が人気を博し、同書はシリーズ累計200万部を突破した。
『どうかこの声が、あなたに届きますように』(文春文庫)が、「第一回読者による文学賞」の大賞を受賞するなど、多くの読者から熱い支持を受ける作家。その他、『神と王』シリーズ(文春文庫)など著書多数。
この度は松尾大社展の開催おめでとうございます。
秦氏によって創建され、京の都を今日まで見守ってきた『西の猛霊』。
その至宝が一堂に集まる貴重な機会に、一人の神社ファンとして胸を躍らせています。
そして『神様の御用人』の作者として、コラボ企画にお声がけいただきましたことを、心より嬉しく思っています。令和まで紡がれた神と人の歴史はもちろんのこと、それを守り伝えてきた人々の心が、今後も連綿と受け継がれていくことを、切に願います。