フィルムシアターでは、毎月様々な切り口で特集企画を組み、映像文化を紹介します。通常は開館日に合わせて1日2回、京都府が所蔵する日本の古典・名作映画の上映を行っており、最新の映写機・音響機器を導入した快適な環境で鑑賞いただけます。シアター前のロビーでは、上映作品に関連する資料や解説パネル等の展示も行い、作品と合わせてお楽しみいただけます。
一般500円 大学生400円 高校生以下無料(総合展示入場料で鑑賞できます。)
*20名以上は2割引 *特別展は別途料金必要 *催事により料金がかわる場合があります。
生誕100年記念 作曲家・芥川也寸志の映画音楽世界
2025.9.30(火) 〜 11.12(水)
芥川也寸志(1925〜89)は小説家・芥川龍之介の三男として生まれ、戦後日本の音楽界に大きな足跡を遺した作曲家です。映画音楽にも精力的に取り組み、五所平之助、豊田四郎、市川崑、野村芳太郎といった名匠たちとともに約100作品を手がけました。昭和を駆け抜けたこの作曲家の生誕100年を記念して、その多彩な映画音楽世界を特集します。
9月30日(火)
13:30〜18:30〜10月3日(金)
13:30〜18:30〜1953年スタジオ・エイト=新東宝作品(モノクロ・107分)/監督:五所平之助/出演:上原謙、田中絹代、高峰秀子

10月1日(水)
13:30〜18:30〜10月4日(土)
13:30〜17:00〜1954年新東宝作品(モノクロ・121分)/監督:五所平之助/出演:佐野周二、乙羽信子、左幸子

10月2日(木)
13:30〜18:30〜10月5日(日)
13:30〜17:00〜1955年新東宝作品(モノクロ・95分)/監督:五所平之助/出演:美空ひばり、岸惠子、山田五十鈴

10月7日(火)
13:30〜18:30〜10月10日(金)
13:30〜18:30〜1955年新東宝作品(モノクロ・94分)/監督:内田吐夢/出演:津島恵子、小野比呂志、宮原卓也

10月8日(水)
13:30〜18:30〜10月11日(土)
13:30〜17:00〜1954年キヌタ•プロ=北星映画作品(モノクロ・97分)/監督:家城巳代治/出演:香川京子、内藤武敏、加藤嘉
10月9日(木)
13:30〜18:30〜10月12日(日)
13:30〜17:00〜1955年山本プロ=俳優座作品(モノクロ・109分)/監督:山本薩夫/出演:東野英治郎、津島恵子、菅原謙二
10月13日(月・祝)
13:30〜17:00〜10月15日(水)
13:30〜18:30〜1956年東京映画=東宝作品(モノクロ・135分)/監督:豊田四郎/出演:森繁久彌、山田五十鈴、香川京子

10月16日(木)
13:30〜18:30〜10月18日(土)
17:00〜1956年山本プロ・まどかグループ作品(モノクロ・107分)/監督:山本薩夫/出演:佐田啓二、菅原謙二、佐野周二
10月17日(金)
13:30〜18:30〜10月19日(日)
13:30〜17:00〜1957年松竹・歌舞伎座映画作品(カラー・104分)/監督:五所平之助/出演:淡島千景、伊藤雄之助、田中絹代

10月21日(火)
13:30〜18:30〜10月24日(金)
13:30〜18:30〜1957年東映東京作品(カラー・118分)/監督:今井正/出演:江原真二郎、中原ひとみ、中村雅子
※フィルムの退色が進んでいます。ご了承ください。

10月22日(水)
13:30〜18:30〜10月25日(土)
13:30〜17:00〜1957年独立映画協会作品(モノクロ・110分)/監督:家城巳代治/出演:三國連太郎、豊島八重子、田中絹代

10月23日(木)
13:30〜18:30〜10月26日(日)
13:30〜17:00〜1958年松竹・歌舞伎座映画作品(モノクロ・123分)/監督:五所平之助/出演:淡島千景、伴淳三郎、若尾文子

10月28日(火)
13:30〜18:30〜10月31日(金)
13:30〜18:30〜1958年東映東京作品(モノクロ・85分)/監督:家城巳代治/出演:江原真二郎、丘さとみ、仲代達矢

10月29日(水)
13:30〜18:30〜11月1日(土)
13:30〜17:00〜1959年東京映画=東宝作品(モノクロ・140分)/監督:豊田四郎/出演:池部良、山本富士子、淡島千景

10月30日(木)
13:30〜18:30〜11月3日(月・祝)
13:30〜17:00〜11月7日(金)
13:30〜18:30〜1961年大映東京作品(モノクロ・102分)/監督:市川崑/出演:岸惠子、山本富士子、船越英二

11月2日(日)
13:30〜17:00〜11月5日(水)
13:30〜18:30〜1960年大映東京作品(カラー・98分)/監督:市川崑/出演:岸恵子、川口浩、田中絹代
※フィルムの褪色が進んでいます。

11月6日(木)
13:30〜18:30〜11月11日(火)
13:30〜18:30〜1961年松竹大船作品(モノクロ・95分)/監督:野村芳太郎/出演:久我美子、有馬稲子、高千穂ひづる

11月8日(土)
17:00〜11月12日(水)
13:30〜18:30〜1963年石原プロモーション作品(101分・カラー)/監督:市川崑/出演:石原裕次郎、森雅之、田中絹代

「世界遺産 縄文」展関連映画上映
2025.10.4(土) 〜 11.30(日)
10月18日(土)
13:30〜2022年(カラー・111分・ドキュメンタリー)監督:松本貴子/出演:大竹幸恵、八木勝枝、伊沢加奈子

11月8日(土)
13:30〜2018年(カラー・101分・ドキュメンタリー)監督:山岡信貴/出演:小林達雄、いとうせいこう、佐藤卓

IAD/国際アニメーションデー2025 in京都
京都芸術大学大学院とASIFA-JAPANによる上映会とレクチャー
伊藤有壱さんをゲストにお招きして
2025.11.9(日)
10月28日は、フランスのエミール・レイノー(Emile Reynaud 1844 - 1918)が、1892年、パリのグレヴァン博物館にて、自ら発明したテアトル・オプティック(視覚劇場)を用いて、世界で初めてアニメーションを一般公開した日と言われています。
国際アニメーションフィルム協会(ASIFA、本部:フランス・アヌシー市)は、アニメーション芸術の普及と発展を目的として、この記念すべき10月28日を国際アニメーションデー(IAD)と定めました。2002年から、各国のASIFA支部を中心に、毎年10月28日およびその前後、世界中で同時にアニメーションの上映や関連の催しを行ない、お祝いをしています。京都では、ゲストにASIFA-JAPAN 理事の伊藤有壱氏をゲストに招き、展示や京都芸術大学大学院の学生の発表なども交えて開催します。
登壇者: エガネ ノーバル(博士課程3年, ASIFA-JAPAN 会員)、江馨怡(博士課程3年)、メヒア カトウ ラケル(博士課程2年)、馮一夫(博士課程1年)、景燁(博士課程修了 中国西北大学専任講師, ASIFA-CHAINA会員)
2007年I.TOON作品(アニメーション・5分)/監督:伊藤有壱/音楽:竹内信次/音響:伊藤瑞樹
©Y.ITO・NHK・NEP2000年I.TOON作品(アニメーション・5分)/監督:伊藤有壱/音楽:竹内信次/音響:伊藤瑞樹
Y.ITO・NHK・NEP2018年I.TOON作品(アニメーション・5分)/監督:伊藤有壱/音楽:竹内信次/音響:伊藤瑞樹
Y.ITO・NHK・NEP2011年I.TOON作品(アニメーション・18分)/監督:伊藤有壱/音楽監督:ジェイムス下地/音響:伊藤瑞樹
©I.TOON2014年I.TOON作品(アニメーション・8分)/監督:伊藤有壱/音楽:山本清香/音響:滝野ますみ)
©I.TOON2012年I.TOON作品(アニメーション・3分)/監督:伊藤有壱/音楽・音響監督:砂守岳央/声:中ムラサトコ
©I.TOON伊藤氏が行なった、チェコ、イギリス、ハンガリー、カナダなどアニメーションが盛んな国のスタジオや学校の訪問と、現地のクリエイターや学生との交流についての報告。
京都ぴあフィルムフェスティバル2025
2025.11.13(木) 〜 11.16(日)
11月13日(木)
15:00~1981年(カラー・75分・デジタル上映)
監督・脚本:手塚眞/出演:矢野ひろみ、今井萠、斉川由美

11月13日(木)
17:30~監督:鈴木大智【登壇予定】
22歳 / 東京造形大学 造形学部 映画・映像専攻

監督:丸岡優月【登壇予定】
21歳 / 名古屋学芸大学 映像メディア学科

監督:アンドレス・マドルエニョ【登壇予定】
30歳 / 武蔵野美術大学大学院 映像・写真コース

(合計113分)
★ゲスト:鈴木大智監督、丸岡優月監督、アンドレス・マドルエニョ監督
11月14日(金)
14:00~監督:中里ふく
20歳 / 東放学園映画専門学校 映画制作科

監督:金内健樹
35歳 / フリーター

監督:瀨川 翔
17歳 / 三田国際科学学園高校

(合計103分)
11月14日(金)
17:30~監督:岩倉龍一【登壇予定】
22歳 / 東京造形大学 造形学部 映画・映像専攻

監督:久保地穂乃【登壇予定】
24歳 / フリーター

(合計102分)
★ゲスト:岩倉龍一監督、久保地穂乃監督
11月15日(土)
11:00~監督:庄司 皓【登壇予定】
23歳 / 同志社大学

監督:野村一瑛【登壇予定】
29歳 / フリーター

(合計91分)
★ゲスト:庄司皓監督、野村一瑛監督
11月15日(土)
13:45~監督:田辺洸成
21歳 / 青山学院大学 総合文化政策学部

監督:細川巧晴【登壇予定】
21歳 / 京都芸術大学 芸術学部 映画学科

(合計116分)
★ゲスト:細川巧晴監督
11月15日(土)
16:45~監督:シン・チェリン【登壇予定】
26歳 / 京都芸術大学 芸術学部 映画学科

監督:戸田遥太【登壇予定】
18歳 / 埼玉県立松山高等学校映像制作部

(合計131分)
★ゲスト:シン・チェリン監督、戸田遥太監督
11月16日(日)
11:00~監督:直林水悕【登壇予定】
29歳 / 会社員

監督:澤田 晴【登壇予定】
22歳 / 長岡造形大学 視覚デザイン学科


(合計100分)
★ゲスト:澤田晴監督、原田捷監督
11月16日(日)
13:45~監督:伊地知拓郎【登壇予定】
27歳 / 映画監督

監督:金澤誠人
16歳 / 東京都立工芸高等学校 マシンクラフト科

(合計105分)
★ゲスト:伊地知拓郎監督
11月16日(日)
16:45~監督:鴨林諄宜
25歳 / フリーター

監督:井上優衣
21歳 / 武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科

監督:笠原崇志【登壇予定】
30歳 / 俳優

(合計111分)
★ゲスト:笠原崇志監督
【没後25年記念特集】新劇の巨人・滝沢修の仕事
2025.11.28(金) 〜 12.27(土)
没後25年記念特集として、日本の近代演劇・映画・テレビに大きな足跡を残した滝沢修の出演映画を特集する。1906年、鉱山主の三男として東京牛込に生まれた滝沢修は、小学校時代から画の修行に取り組み、志賀直哉、チェーホフ、ドストエフスキーの文学にも傾倒する。戦前から数々の演劇・映画に出演し、戦後は劇団民藝を結成、リアリズム演劇の体現者、新劇界のカリスマとして君臨した。晩年も演技への探究心は衰えず、2000年にその生涯を終えるまで、“新劇の神様”と畏怖された俳優・演出家であった。
11月18日(火)
13:30〜18:30〜11月21日(金)
13:30〜18:30〜1938年東宝作品(モノクロ・95分)/監督:山本嘉次郎/共演:長谷川一夫、入江たか子、藤原釜足

11月19日(水)
13:30〜18:30〜11月22日(土)
13:30〜17:00〜1938年東宝作品(モノクロ・86分)/監督:山本嘉次郎/共演:高峰秀子、徳川夢声、清川虹子

11月20日(木)
13:30〜18:30〜11月23日(日)
13:30〜17:00〜1948年松竹大船作品(モノクロ・101分)/監督:吉村公三郎/共演:山口淑子、森雅之、宇野重吉
11月24日(月・祝)
13:30〜17:00〜11月26日(水)
13:30〜18:30〜1947年松竹大船作品(モノクロ・89分)/監督:吉村公三郎/共演:原節子、逢初夢子、森雅之

11月27日(木)
13:30〜18:30〜11月29日(土)
13:30〜17:00〜1948年松竹太秦作品(モノクロ・99分)/監督:木下恵介/共演:池部良、桂木洋子、宇野重吉

11月28日(金)
13:30〜18:30〜11月30日(日)
13:30〜17:00〜1950年ペン偽らず製作委員会(モノクロ・111分)/監督:山本薩夫/共演:池部良、原保美、志村喬
※本特集は12/27まで続きます。12月以降の上映作品は改めて更新いたします。お待ちください。