本日の予定

11/7

開館

  • x
  • facebook
  • instagram
  • youtube
  • TOP
    Title

    鎌田東二先生×柏木康浩さん『生誕100年 瀬戸内寂聴物語』刊行記念トークイベント

    Date

    2023.9.30(土)

    会場: ろうじ店舗

    『生誕100年 瀬戸内寂聴物語』(徳島新聞社)の刊行を記念してトークイベントを開催いたします。
    京都大学名誉教授の鎌田東二先生(宗教哲学、徳島県阿南市出身)と、徳島新聞生活文化部記者(瀬戸内寂聴さん担当)の柏木康浩さんにお越しいただき、「瀬戸内寂聴における文学と宗教」をテーマにお話しいただきます。

    日時
    2023年9月30日(土) 14:00~15:30(開場:13:30)
    場所
    京都文化博物館 本館1F ろうじ店舗ブース(北側)
    定員
    先着40名
    参加条件
    申し込み専用フォーム、またはお電話(075ー212ー5050)、店頭にて事前予約を受付いたします。
    ※お申込みいただいた方はイベント当日までに大垣書店烏丸三条店、または当日会場にて対象書籍をご購入ください。整理券をお渡しいたします。

    https://forms.gle/8GKShM6Df5ueMMVQ6
    【お申込み期間】2023年9月29日(土)23:59まで
    ※当日参加はお電話にてお願いいたします。(事前予約優先)
    参加条件
    大垣書店烏丸三条店、もしくは当日会場にて対象書籍を購入してください。
    ※当日会場でのお支払いは現金のみとなります。

    【イベントについての注意事項】
    ※定員に達し次第受付を終了いたします。
    ※大垣書店烏丸三条店から会場は歩いて5分ほどの距離がございます。お時間に余裕をもってお越しください。
    対象書籍
    生誕100年 瀬戸内寂聴物語『生誕100年 瀬戸内寂聴物語』(徳島新聞社)
    柏木康浩/著 1,430 円(税込)
    若き日に、幼い娘と夫を捨てて出奔した寂聴さん。その背景には、どんな思いがあったのでしょうか。恋や不倫を重ねながらも人気作家として文壇での地位を確立した51歳の時、なぜ突然出家という道を選んだのでしょうか。その理由を詳しく追います。

    出家後は、僧侶として京都の寂庵に拠点を構え、法話や社会活動を通じて、人々の心に寄り添い続けました。湾岸戦争時には、断食をして反戦や平和を訴えました。東日本大震災が起こった時には、いち早く被災地に駆け付け、被災者を励ましました。

    亡くなる直前まで、現役の作家を続けたのは、小説を書くという煩悩だけは捨て去ることができなかったからだと、本人も述懐しています。

    代表作「夏の終り」「場所」や仏教三部作から、源氏物語の現代語訳まで、作家としての業績も分かりやすく紹介しました。

    古里への恩返しとして、「寂聴塾」という形で文化の種をまいたり、人形浄瑠璃やオペラの台本を執筆したりするなど、晩節にもエネルギッシュな生き方は変わりませんでした。

    まえがきは、作家の太田治子さん、あとがきは、徳島市出身の漫画家で寂聴さんの代表作「美は乱調にあり」の漫画作品を出版した柴門ふみさんが寄稿しています。

    貴重な写真も満載しています。寂聴さんの折々の言葉や詳しい年表も付け、本書はまさに瀬戸内寂聴を知る入門書として、資料的な価値も高い一冊となりました。


    鎌田東二鎌田東二(かまた・とうじ)先生
    1951年徳島県阿南市桑野町生れ。國學院大學文学部哲学科卒業。同大学大学院博士課程単位取得中途退学。岡山大学大学院医歯学総合研究科社会環境生命科学専攻博士課程単位中途退学。宗教哲学・民俗学・比較文明学・ケア学専攻。博士(文学・筑波大学)。京都大学名誉教授。天理大学客員教授。石笛・横笛・法螺貝奏者。神道ソングライター。がん遊詩人。おもな著作に『神界のフィールドワーク』『翁童論』四部作、『宗教と霊性』『呪殺・魔境論』『神と仏の出逢う国』『現代神道論』『世直しの思想』『世阿弥』『言霊の思想』『南方熊楠と宮沢賢治』『ケアの時代「負の感情」とのつき合い方』、『身心変容と医療/表現』、『悲嘆とケアの神話論―須佐之男命と大国主』、詩集『常世の時軸』『夢通分娩』『狂天慟地』『絶体絶命』『開』『いのちの帰趨』、CD『この星の光に魅かれて』『なんまいだー節』『絶体絶命』など。


    柏木康浩柏木康浩(かしわぎ・やすひろ)さん
    1965年、兵庫県尼崎市生まれ。6歳から徳島市で育つ。徳島県立城ノ内高校を経て明治大学文学部卒(仏文学)。1991年、徳島新聞社入社。整理部、地方部、運動部、編集委員などを経て生活文化部記者。2010年から瀬戸内寂聴さんの担当記者に。2022年、徳島新聞文化面に追悼を兼ねた評伝連載「生誕100年 瀬戸内寂聴物語」を1年間掲載。2023年4月、連載記事やインタビューをまとめた同名の著書を出版。日本児童文芸家協会会員。58歳。
    お問合せ
    大垣書店 烏丸三条店
    TEL:075-212-5050

    ※イベントは予告なく変更・中止になる場合がございます。あらかじめご了承ください。