開催趣旨
大橋家とは残された家系図によると、宝暦8年(1758)に亡くなった大橋重右衛門を初代とする江戸時代中期から続く旧家である。その五代目弥兵衛(糸屋)の息子・松之助が分家として初代大橋重助を名乗り、三条御倉町に家を構える。五代続いたこの家は、西村總左衛門家が営む染織業(現・千總)と深くかかわりながら平成まで続いた。しかし2014年には後継者が不在となり、京都府は2016年にその所蔵資料の寄贈を受けた。
今回の展示ではその中から大橋家4代の大橋松次郎と深い交流のあった木島櫻谷・谷口香嶠・猪飼嘯谷ら京都画壇の作品を中心に展示。あわせて大橋家の歴史をひもといて紹介する。
基本情報
- 会 期:
- 2020年8月12日(水)〜9月22日(火・祝)
- 休 館 日:
- 毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
- 会 場:
- 京都文化博物館 3階展示室
- 開室時間:
- 10:00~18:00 ※金曜日は19:30まで(入室はそれぞれ30分前まで)
- 入 場 料:
- 一般・大学生800円(600円)※当日券のみ 高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
*上記料金で4階特別企画展『池大雅−文人たちの交流−』、2階もご覧いただけます。 - 主 催:
- 京都府、京都文化博物館
- 後 援:
- 京都新聞
※出品資料はすべて京都府蔵(京都文化博物館管理)
晩年の大橋松次郎
木島櫻谷 「初夏・晩秋」の一部「晩秋」 明治36年(1903)
谷口香嶠「舞楽図衝立」
木島櫻谷「孔雀図」 大正時代
谷口香嶠「義経勝浦上陸図」(部分)
「木島櫻谷と京都画壇 京都 三条・大橋家コレクション」出品リスト
同時開催
特別企画展『池大雅−文人たちの交流−』はこちら