開催趣旨

東洋文庫(東京都文京区)は、1924年に三菱の第三代社長・岩崎久彌によって設立された、東洋学分野でのアジア最大級の研究図書館であり、世界五大東洋学研究図書館の一つです。本展では、東洋文庫が有する約100万冊の蔵書の中から、国宝、重要文化財をはじめとする貴重な所蔵品約120件を展示します。教科書で見たことがある有名な書物や地図、絵画のほか、あまり知られていない文字や言語、服装、動植物など、まだ見ぬ新たな「知」との出会いが待つ東洋世界への冒険をぜひご堪能ください。


基本情報

会  期:
2023年2月21日(火)〜4月9日(日)
開室時間:
10:00〜18:00(金曜日は19:30まで)
*入場は閉室の30分前まで
*会期中に展示替えを行います
休 館 日:
月曜日
会  場:
京都文化博物館4階展示室
主  催:
京都府、京都文化博物館、読売新聞社
監  修:
公益財団法人東洋文庫
後  援:
(公社)京都府観光連盟、(公社)京都市観光協会、KBS京都、エフエム京都

*新型コロナウイルス感染症の状況により予定を変更する場合がございます。
 予めご了承ください。


入場料

一 般 1,400円(1,200円)
大高生 900円(700円)
中小生 500円(300円)

*( )内は前売および20名以上の団体料金
*前売券は2023年1月13日(金)〜2月20日(月)までの期間限定販売
 (会期中は当日券のみ販売)
*未就学児は無料(ただし要保護者同伴)
*学生料金で入場の際には学生証をご提示ください。
*障がい者手帳などをご提示の方と付き添い1名までは無料。
*上記料金で2・3階総合展示と3階フィルムシアターもご覧いただけます。
 (ただし催事により有料の場合があります)

★知の大冒険×漢字ミュージアム 相互割引
知の大冒険展開催期間中、漢字ミュージアムのチケットの提示で、本展覧会当日券を100円引きでご購入いただけます。
(※1枚につきお一人様1回限り有効、他の割引との併用不可)


★【大学生以下限定】割引チラシ
知の大冒険開催期間中、「大学生以下割引チラシ」をご提示で、本展覧会当日券を100円引きでご購入いただけます。

・大学生以下割引チラシ(PDF) ダウンロードはこちら

*当日券購入時に、チラシを印刷またはスマートフォンに表示してスタッフにご提示ください。
*大学生以下の方が対象です。当日券購入時に学生証をご提示ください。
*チラシ1枚ににつき2名様まで有効。
*他の割引との併用不可。


チケット販売所

京都文化博物館
ローソンチケット(Lコード:55200)
チケットぴあ(Pコード:994-035)
セブンチケット(セブンコード:098-837)
イープラス ほか


お得な先行企画チケット

■先行ペア割りチケット

※販売期間終了

一般券2枚がセットになったお得なチケットです。

販売価格:2,200円(税込)
販売期間:2022年12月20日(火)~2023年2月20日(月)
販売場所:ローソンチケット
*一般のみでの販売。 *一般の観覧券を2枚発券 。 *1枚ずつでも使用可。


■家族割りチケット

※販売期間終了

一般1 人と 18 歳以下のお子様 1 名が 2 人一緒に入場できるお得なチケットです。

販売価格:1,300 円(税込)
販売期間:2023 年 1 月 13 日(金)~2月20日(月)
販売場所:イープラス
※観覧券は 1 枚のみ発券します 。
※一般 1 人と18 歳以下のお子様 1人の2人が同時に入場下さい。
お一人ずつでの入場はできません。
※入場 時にお子様の年齢がわかるもの(保険証や学生証)を確認します。
忘れずにご持参ください。確認できない場合は差額をいただきます 。


■ミニタオル付きチケット

※販売期間終了

本展オリジナルグッズ「刺繍付きミニタオル」の引き換え券と一般券1人分がセットになったお得なチケットです 。

販売価格:1,800円 (税込)
販売期間:2023 年1月13日(金)~2月20日(月)
販売場所:チケットぴあ
商品引換え期間:2023年2月21日(火)~4月9日(日)(展覧会会期中)
※上限に達し次第、販売終了 。
※特典グッズは会期中、会場特設ショップで引き換えます 。
※本展観覧券とグッズ引き換え券の2枚を発券しますので、必ず2枚とも会場へお持ち下さい。いずれか1枚のみお持ち頂いた場合は、入場やグッズの引き換えについて対応いたしかねます。


展示構成と主な出品資料

*すべて公益財団法人東洋文庫蔵
*会期中に展示替えを行います
*画像の無断転載禁止

プロローグ
西洋人がつくった地図や、くさび形文字(ハムラビ法典)、ヒエログリフ(ヒエログリフ辞典)といった紀元前の昔から今日まで生み出されてきた文字を通して、「東洋」が指し示す地域的な広がりと、そこで育まれた多様で魅力あふれる文化を紹介します。



豪華地図帳でみる “発見”されたアジア

「大地図帳」
ウィレム・ブラウ、ヨアン・ブラウ『大地図帳』
1648-65年 アムステルダム刊




中国雲南省に生きている象形文字(トンパ文字)

「中央アジア・東アジアにおける文字のはじまり」
テリアン・ド・ラクペリ
『中央アジア・東アジアにおける文字のはじまり』
1894年 ロンドン刊




第1章 東洋の旅
東洋各地の文化や風土の特徴的な一面を紹介している百科事典、歴史書、地理書、探検記から、孔子、万里の長城、ガンダーラ、オスマン帝国といった東洋世界の魅力を、中国、朝鮮、東南アジア、インド、そしてイスラーム世界の順に巡ります。



清の官僚試験首席合格者の答案 美しい!

「殿試策」
金榜筆『殿試策』(部分) 1772年(清代)




日朝を結んだ朝鮮通信使 国書は輿に乗ってきた

「朝鮮風俗図」
『朝鮮風俗図』(部分) 江戸時代後期
 展示期間:2月21日~3月12日




ベトナムの葬礼 「泣き屋」も見える

「越南婚葬行列図」
『越南婚葬行列図』(部分) 19世紀末-20世紀初頭




第2章 西洋と東洋 交わる世界
マルコ・ポーロの『東方見聞録』をはじめ、フランス王妃マリー・アントワネットが読んだと伝わる書籍や、ナポレオンが編纂を指示した漢字辞典など。主に西洋の人々が東洋を訪れ、見聞きし、体験した事柄を記した書物を元に、東西世界の交わりを紹介します。



人々を東洋に誘った大ベストセラー

「東方見聞録」
マルコ・ポーロ口述、ルスティケッロ著『東方見聞録』
1602年 ベネチア刊
後期展示(3/21~4/9)




西洋と東洋の交わりを象徴 教科書でみた!

「マテオ・リッチと徐光啓」
『マテオ・リッチと徐光啓』
1667年 アムステルダム刊




第3章 世界の中の日本
日本が「倭」として紹介されている中国の歴史書『魏志倭人伝』から、昭和初期に翻訳された『源氏物語』まで、日本を取り巻く世界の記録をひもとき、「日本」がいかに生まれ、形づくられ、そして変化していったのか、その道のりをたどります。



地図の上を「北」に定着させた石川流宣(とものぶ)の日本図

「大日本全図」
石川流宣『大日本全図』 1720(享保5)年刊
前期展示(2/21〜3/19)




日本ブームの火付け役シーボルト渾身の書

「日本動物誌」
フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト『日本動物誌』
1833-50年 ライデン刊




エピローグ
経年劣化、自然災害、戦乱など今に伝わる書籍や地図、絵画などは、度重なる危機を乗り越えきたため、鑑賞することができます。創立100年以上の間に、東洋文庫の貴重な蔵書を襲った数々の危機と文化財を守るためにその危機に立ち向かった人々の記録を紹介します。



貴重な資料を守ってきた東洋文庫

東洋文庫
東洋文庫 モリソン書庫


■「知の大冒険―東洋文庫 名品の煌めき―」 出品リストはこちら

■ 展覧会オリジナルブックカバー

象形文字・トンパ文字をデザインしたオリジナルブックカバーをご用意しました。
是非ご利用ください。

オリジナルブックカバー


下記よりPDFデータをダウンロードいただけます。印刷してご利用ください。
用紙サイズ:A4

トンパ文字ブックカバー(モノクロ)
トンパ文字ブックカバー(カラフル)



関連イベント

・ワークショップ「象形文字・トンパ文字スタンプをつくろう!」

※受付を終了いたしました

「象形文字・トンパ文字スタンプをつくろう!」


講  師:
森田直子・村野正景(京都文化博物館学習普及連携室員)
日  時:
2023年2月25日(土)
①11:00〜12:00
②13:30〜14:30
場  所:
京都文化博物館7階サロン
定  員:
各回10名
材 料 費:
500円
対  象:
小学5年生以上
参 加 費:
無料(ただし本展覧会入場券〈半券可〉が必要)



・講演会「知の大冒険攻略ガイド−名品で旅する東洋世界−」 

※定員に達したため受付を終了いたしました

講  師:
岡崎 礼奈 氏(公益財団法人東洋文庫 普及展示部 学芸課長・主幹研究員)
篠木 由喜 氏(公益財団法人東洋文庫 普及展示部 研究員・学芸員)
日  時:
2023年3月21日(火・祝)10:30〜12:00
場  所:
京都文化博物館3階フィルムシアター
定  員:
100名
参 加 費:
無料(ただし本展覧会入場券〈半券可〉が必要)





・当館学芸員によるギャラリートーク

日  時:
2023年2月23日(木祝)13:30〜
2023年3月14日(火)13:30〜
各日30分程度
場  所:
京都文化博物館4階展示室
参 加 費:
無料(ただし当日の入場者に限ります)
※事前申し込み不要