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    Title

    日中平和友好条約45周年記念世界遺産 大シルクロード展

    Date

    2024.11.23(土・祝) 〜 2025.2.2(日)

    会場: 4・3階展示室

    世界遺産認定後、中国国外で初めて行われる大規模展覧会
    44点の一級文物をはじめ、中国国内27ヶ所の博物館から約200点を公開


    東洋と西洋を結ぶシルクロードは、ユーラシア大陸を横断する重要な交易路です。
    古来、多くの人や物資が往来し、その要衝には多彩な文化が花開きました。本展では、中国の洛陽、西安、蘭州、敦煌、新疆地域などで発見されたシルクロードの遺宝を紹介します。
    日本初公開を含む約200点の作品を通して、その悠久の歴史をお楽しみください。

    展覧会チラシダウンロード

    基本情報

    会期
    2024年11月23日(土・祝)~2025年2月2日(日)
    開室時間
    10:00〜18:00(金曜日は19:30まで)※入場は閉室30分前まで
    休館日
    月曜日(ただし1月13日は開館)、12月28日(土)~1月3日(金)、1月14日(火)
    会場
    4階・3階展示室
    主催
    京都府、京都文化博物館、中国文物交流中心、毎日新聞社、京都新聞、MBSテレビ
    共催
    京都市
    後援
    外務省、中国人民対外友好協会、中国大使館、(公社)京都府観光連盟、(公社)京都市観光協会、KBS京都、エフエム京都
    企画協力
    黄山美術社
    企画
    東京富士美術館
    入場料(税込)
    一般1,600円(1,400円)|大高生1,000円(800円)|中小生500円(300円)
    ( )内は前売および20名以上の団体料金。
    未就学児は無料(ただし、要保護者同伴)。
    学生料金で入場の際には学生証をご提示ください。
    障がい者手帳などをご提示の方と付き添い1名までは無料。
    上記料金で2階総合展示と3階フィルムシアターもご覧いただけます。ただし、催事により別途料金が必要な場合があります。
    前売券は2024年9月20日(金)〜11月22日(金)までの期間限定販売(会期中は当日券のみ)。

    公式オンラインチケット

    主なチケット販売所

    京都文化博物館、 公式オンラインチケットローソンチケット(Lコード:51329)、 チケットぴあ(Pコード:687-014)、 セブンチケット(セブンコード:106-721)、 イープラスCNプレイガイドアソビュー!楽天チケットKKDAY、 近鉄駅営業所 ほか


    ■お得な先行ペア割チケット

    2,700円(税込/一般のみ) ※1名で2回利用も可

    販売場所
    公式オンラインチケットアソビュー!ローソンチケット(Lコード:51329)、 イープラスセブンチケット(セブンコード:106-721)
    販売期間
    2024年9月20日(金)~11月22日(金)

    展示構成

    出品目録ダウンロード

    第1章 民族往来の舞台~胡人の活動とオアシスの遺宝~

    中国では北方や西方の騎馬遊牧民を古来「」(胡人こじん)と呼んできました。これらはイラン系、トルコ系、モンゴル系など様々ですが、なかでもイラン系のソグド商人は隊商(キャラバン)を組んでオアシス都市を往来し、中国~ローマをつなぐ東西交易だけでなく、文化や宗教の交流にも大きな役割を果たしました。また、北の突厥とっけつ、南の吐蕃とばんも勢力を増し、独特の文化を残しています。この章では、新疆ウイグル自治区、甘粛省、寧夏回族自治区、青海省、遼寧省などの博物館が所蔵する、西方や北方の香り高い遺宝の数々を紹介します。


    瑪瑙象嵌杯一級文物《瑪瑙象嵌杯めのうぞうがんはい
    5–7世紀/1997年新疆ウイグル自治区イリ州昭蘇県ボマ古墓出土/イリ州博物館

    新疆ウイグル自治区昭蘇県の墓から出土した金製の杯で、虎を象った把手や赤い瑪瑙の象嵌が豪華な印象を与えます。草原地帯の遊牧民の文化との関連が指摘されています。


    マニ教ソグド語の手紙一級文物《マニ教ソグド語の手紙》
    11世紀初め/1981年新疆ウイグル自治区トルファン・ベゼクリク石窟第65窟出土/トルファン博物館

    マニ教の僧侶に宛てた縦書きのソグド語の手紙です。
    受取人の僧侶を象徴する白い帽子や、楽人の姿も描かれています。ソグド語はシルクロードの国際共通語として重要な役割を果たしました。


    シルクロードのコイン
    ササン式銀貨
    ササン式銀貨

    《ササン式銀貨》
    7世紀/新疆ウイグル自治区鳥恰県出土/新疆ウイグル自治区博物館

    シルクロードの各地でペルシアやローマ、クシャーンなど西方の金銀貨が発見され、流通の実態を知るうえで重要です。それらは西方の王や神の姿が表され、倣製品も作られました。


    砂漠の正倉院ーアスターナ古墓群

    ササン式銀貨一級文物《唐花文錦鞋からはなもんにしきくつ
    唐・8世紀/1968年新疆ウイグル自治区トルファン・アスターナ古墓381号墓出土/新疆ウイグル自治区博物館

    色鮮やかな唐花からはな文の錦でつくった靴です。つま先が高いのは長いスカートの裾を引っ掛けるためで、中国の影響です。よく似た靴が奈良の正倉院宝物にも見られます。


    第2章 東西文明の融合~響き合う漢と胡の輝き~

    漢の武帝の時に東西の交通路が開かれ、以後、大都市の長安や洛陽を中心に西方の文化が採り入れられていきました。多民族国家といわれる唐時代になると中国に居住する胡人も増え、国際色豊かな社会状況を反映して、異国風の装いや美術、音楽が流行しました。この章では、唐時代の名品を中心に、甘粛省、陝西省、河南省、山西省、河北省、浙江省、江西省の博物館の所蔵品を紹介します。


    車馬儀仗隊車馬儀仗隊しゃばぎじょうたい
    後漢・1–3世紀/1969年甘粛省武威市雷台墓出土/甘粛省博物館 ※イメージ写真(9体のみ出品)

    甘粛省武威の漢代の墓から出土した青銅製の車馬隊です。墓の主人や夫人の車を騎馬隊が囲み、馬は口を開いて激しくいなないています。外敵から国をまもる強力な騎馬軍団を髣髴とさせます。


    鳳首杯一級文物《鳳首杯ほうしゅはい
    唐・8世紀/1982年陝西省西安市韓森寨出土/陝西歴史博物館

    西方世界で愛用されたリュトン(角製の杯)を真似た陶器です。把手部分を鳳凰の頭の形につくり、器の全面に浮き出す華やかな植物文を、鮮やかな三彩釉がさらに引き立てています。


    女子俑一級文物《女子俑じょしよう
    唐・8世紀/1959年陝西省西安市中堡村唐墓出土/陝西歴史博物館

    ふくよかな顔と優雅な立ち姿は典型的な唐美人を表現しています。藍色の襦(肌着)や長いスカート、斜めに掛けるショールなどには鮮やかな釉(三彩)をかけ、顔や頭は彩色を施しています。


    献馬図一級文物《献馬図けんばず
    唐・乾封けんぷう元年(666)/1991年陝西省礼泉県韋貴妃墓出土/昭陵博物館

    唐の第二代皇帝太宗の妃の墓に描かれていた壁画です。「深目高鼻」で筒袖の胡服をまとう外国人が西方馬の首を押さえながら献上する場面を、力強い筆遣いで描いています。


    六花形脚付杯一級文物《六花形脚付杯ろっかけいあしつきはい
    唐・8世紀/山西博物院

    六花形の脚付きの杯。側面には乗馬や狩りを楽しむ人々、獣や鳥、花などをあらわし、余白を細かな魚々子ななこ(円文)で埋めています。燦然と輝く金器は唐時代の華やかさを伝えています。


    第3章 仏教東漸の遥かな旅~眠りから覚めた経典と祈りの造形~

    西暦1世紀ごろシルクロードを通って中国に伝えられた仏教は、経典の漢訳によって広く理解されるようになりました。また、仏像や仏教絵画の制作も盛んになり、地域や民族の趣向に適応して新たな発展を遂げました。この章では、トルファンと敦煌で発見された経典や、新疆、敦煌、さらに中原の各地で収蔵されている仏教美術の優品を紹介します。


    妙法蓮華経巻第一 断簡一級文物《妙法蓮華経巻第一 断簡みょうほうれんげきょうまきだいいち だんかん
    北朝・5–6世紀/1900年甘粛省敦煌莫高窟出土/敦煌研究院

    砂漠の大画廊と称される敦煌莫高窟とんこうばっこうくつから1900年に偶然発見された敦煌文書の一つで、北朝期の貴重な写経の遺品です。『妙法蓮華経』(法華経ほけきょう)は東アジアで広く信仰されました。


    観世音菩薩普門品 断簡観世音菩薩普門品 断簡かんぜおんぼさつふもんぼん だんかん
    麴氏高昌国きくしこうしょうこく・建昌5年(559年)/1980年新疆ウイグル自治区トルファン・ベゼクリク石窟出土/トルファン博物館

    トルファンのベゼクリク石窟で発見された「観音経」の断簡で、559年に書写されています。トルファンは5~7世紀に仏教を奉じた高昌国が栄え、玄奘三蔵も立ち寄っています。


    如来像 壁画如来像 壁画にょらいぞう へきが
    7–8世紀/2002年新疆ウイグル自治区ダンダンウイリクCD4仏寺遺跡出土/新疆ウイグル自治区博物館

    ダンダンウイリクの7~8世紀の仏教遺跡から2002年に発見された如来像壁画で、丸い顔と鋭い視線が印象的です。輪郭線の赤色や、眉と頭髪に施された青色が鮮やかです。


    如来像 壁画一級文物《菩薩坐像ぼさつざぞう
    唐・7–8世紀/2000年河南省洛陽市奉先寺遺跡出土/龍門石窟研究院

    河南省の世界遺産龍門石窟に近い奉先寺ほうせんじ遺跡から出土した唐時代の菩薩像です。胴を極端に絞る美しいプロポーションで、右脚を下す自然な体勢や豪華な装飾品はインドのグプタ美術の影響です。


    関連イベント

    記念講演会「シルクロードと正倉院」 *要申込み

    日時
    12月21日(土) 10:30〜12:00 
    会場
    3階フィルムシアター
    講師
    内藤栄氏(大阪市立美術館館長)
    定員
    150名
    参加費
    無料 (ただし本展入場券〈半券可〉の提示が必要)
    申込方法
    往復はがきに住所・氏名(返信面にも)・電話番号・希望イベント名を記入し、京都文化博物館「大シルクロード展」係へお送りください。または、当館ホームページ「特別展イベント申込フォーム」よりお申し込みください。

    ※先着順。定員に達し次第、受付を終了。
    ※参加者1名ごとにお申込みください。
    ※当日、保育ルームあり。申込方法等、詳細はこちら。 ※定員に達したため保育ルームの受付は終了いたしました。
    ※定員に達したため、申込受付は終了いたしました

    音声ガイド

    本展音声ガイドのナレーションは石坂浩二さんが担当します。ぜひ、ご期待ください!
    ご利用料金 650円(税込)

    石坂浩二さん石坂浩二さん(俳優)

    展覧会図録

    「世界遺産 大シルクロード展」
    判  型
    A4変形 310ページ
    販売価格
    2,700円(税込)

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