日本の巨大ロボット群像
−鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫−
2024.7.6(土) 〜 9.1(日)
あなたが憧れた巨大ロボットが博物館に出現!
本展は、日本のアニメーションにおける巨大ロボットのデザインとその映像表現の歴史を辿り、「巨大ロボットとは何か」を問いかけます。
架空のロボットが登場するアニメーション(ロボットアニメ)は、いまや日本の大衆文化の一角を占めています。横浜に登場した「動くガンダム」(今年3月末で公開終了)を始めとする架空の「実物大」ロボットが日本の主要都市に存在し、それらは今や日常的な風景となっているほどです。
『鉄人28号』(1963年)をロボットアニメの嚆矢として、その後『 マジンガーZ 』
(1972年)の大ヒット、そしてロボットアニメの流れに新風を吹き込んだ『 機動戦士ガンダム』 (1979年)の影響下、現在に至るまで多数のロボットアニメが制作され、魅力的なロボットがデザインされてきました。他の国のアニメーションには見られない、独自の進化と広がりを見せてきたそのデザインの変遷には、空想上の荒唐無稽なロボットという存在に映像的な「リアリティ」を与えるためのデザイン上、設定上の創意工夫が凝らされ、ファンを魅了してきました。
本展では、『鉄人28号』 から近年のロボットアニメにおけるロボットのデザインと映像表現の歴史を、それらの「リアリティ」形成において重要な役割を果たした設定上の「メカニズム」と「大きさ」を軸に検証していきます。その上で、「巨大ロボットとは何か」を観客の皆さんとともに考えていきたいと思います。
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京都文化博物館、公式オンラインチケット、ローソンチケット(Lコード:53058)、チケットぴあ(Pコード:686-876)、セブンチケット(セブンコード:104-851)、イープラス、CNプレイガイド、アソビュー!、楽天チケットほか
「描く人、安彦良和」展 相互割引
本展覧会入場券(半券可)の提示で「描く人、安彦良和」展(2024年6月8日~9月1日、兵庫県立美術館)の当日券(一般・大学生)を100円引きで購入いただけます。
※1枚につきお一人様1回限り有効、他の割引との併用不可。
※休館日・開館時間等の詳細は、安彦良和展公式サイトをご確認ください。
「搭乗」、「合体」、「変形」は巨大ロボットアニメの、いわば「お約束」。玩具展開を前提としたデザインには工夫が凝らされています。が、そのデザインに隠された「メカニズム」には、それなりの合理性があります。本展では、そうしたメカニズムの魅力を、デザイン画やアニメ劇中の場面などから制作した造形物によってお伝えします。
巨大ロボットの「大きさ」は、アニメ劇中にていかに表現されてきたか?1980年代になると、巨大なロボットは実用機械レベルに小さくなり、同時にその表現はリアリティを増します。現実にありそうなそうしたロボットたちの一部分(あるいは全部)を、劇中で設定されたとおりの大きさに引き延ばしたらどう見えるか?アニメの登場人物になった気分でご鑑賞ください!
架空のロボットが、あたかも本当に存在するかのように、「内部透視図」が描かれてきました。装甲の裏側、そして隙間にのぞくメカは、架空メカの「実体化」への欲望なのか、制作者のフェティシズムか?現在ではプラモデルや玩具でも当たり前のように再現されることが多くなったロボットの「内部」に注目します。
宮武一貴氏(スタジオぬえ)が、巨大ロボットをテーマとした描きおろしの巨大絵画を本展のために制作しました。博物館ならではの大画面で、宮武氏の描くロボットワールドを堪能してください!
また、宮武氏が所属する「スタジオぬえ」の仕事も特別展示で紹介します!
プロ講師によるワークショップ!
プラモ制作に初めて挑戦する人なら、対象年齢に限らず広くお楽しみいただけます。
夏休みの自由研究にもピッタリです。
本展音声ガイドのナレーションは銀河万丈さん、水樹奈々さんが担当します。 ぜひ、ご期待ください!
TV番組のナレーション、洋画の吹き替えで幅広く活躍。ロボットアニメでは、『機動戦士ガンダム』(ギレン・ザビ役)、『戦闘メカ ザブングル』(ティンプ役)、『装甲騎兵ボトムズ』(ジャン・ポール・ロッチナ役)に出演。
『NARUTO-ナルト-』シリーズ(日向ヒナタ役)、『ONE PIECE』(小紫役)をはじめ、アニメ、吹き替えなど多数の作品の声を担当。歌手としてもライブを精力的に行い、ラジオパーソナリティ、ナレーター等多岐に渡り活躍。