ユネスコ記憶遺産登録候補 東寺百合文書
2015.7.17(金) 〜 9.13(日)
東寺百合文書とは、東寺に伝えられた二万五千通に及ぶ古文書群の総称で、わが国古代・中世の政治、経済、社会に関する必須の史料です。天皇や将軍といった当時の為政者や、市井に暮らす庶民まで、この文書群は中世を生きる人々の姿を雄弁に語ります。一千年にわたる京都の長大な歴史がつまった東寺百合文書は現在、ユネスコ記憶遺産候補として推薦されています。
本展覧会ではこの膨大な東寺百合文書の中から、歴代足利将軍の直筆にこだわり展示を行います。南北朝時代から室町時代は東寺百合文書の中でもとくに充実した内容を持つ古文書が多く、日本史上重要な事件がおこった時代とも符合します。室町幕府が京都に登場し、どのように文書を機能させてきたか。また室町幕府にとって東寺はどのような寺院だったのか。将軍の直筆文書を通して紹介致します。
■足利義詮自筆御内書 | 一通 | 観応元年11月18日 | 観智院/7/ |
■足利義持自筆御内書 | 一通 | (応永20年)5月13日 | ホ函/76/ |
■足利義政自筆御判御教書 | 一通 | 応仁元年6月25日 | マ函/94/ |
■足利直義裁許状 | 一通 | 貞和2年閏9月27日 | せ函/足利将軍家下文/2/ |
■足利直義裁許状 | 一通 | 貞和5年閏6月27日 | せ函/足利将軍家下文/3/ |
■山城国下久世庄百姓等連署起請文 | 一通 | 寛正3年11月11日 | エ函/95/ |
■山城国上久世庄百姓等連署起請文 | 一通 | 寛正3年11月9日 | リ函/184/ |
日時:7月31日(金)、8月28日(金)各日18時~18時30分
会場:2階総合展示室内にて。
*事前申込み不要(ただし、当日の入場者に限ります。)
日時:7月17日(金)14時~14時30分
会場:2階総合展示室内にて。
*事前申込み不要(ただし、当日の入場者に限ります。)