ユネスコ「世界の記憶」 東寺百合文書展 ― 人・物・情報が行き交う中世 ―
2017.3.1(水) 〜 4.23(日)
東寺百合文書は、8世紀から18世紀までの約1千年間にわたる膨大かつ長大な歴史が詰まった古文書群で、平成27(2015)年10月10日(日本時間)にユネスコ記憶遺産に登録されました。
今回の展覧会では、東寺百合文書の中から、人・物・情報の「動き」に着目した資料を展示します。中世の社会でも人の往来や交流、物資の輸送、そして様々な情報が行き交っていましたが、災害や戦乱などによって流通機能が不全に陥ることも少なくありませんでした。中世を行き交う人・物・情報に関わる文書を通して、ネットワークや流通を中心に当時の社会の一端を紹介します。
前期 |
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■東寺百合文書桐箱(ヌ函) |
■西院文庫文書出納帳(リ函94) |
■後醍醐天皇綸旨(ヒ函37) |
■藤原範親置文(り函266) |
■南大門前一服一銭茶売人道覚等連署条々請文(ケ函98) |
後期 |
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■たまかき書状并備中国新見庄代官祐清遺品注文(ゆ函84) |
■播磨国矢野荘学衆方代官秀恵注進状(よ函30) |
■足利尊氏御判御教書(せ函足利将軍家下文5) |
■足利義満自筆仏舎利奉請状(き函37) |
※出品資料は全て京都府立京都学・歴彩館の所蔵です。