ものがたる染織文化財
2016.6.11(土) 〜 8.7(日)
かつて衣服や生活用品として人々の身の回りを彩っていた染織文化財の多くは、再利用されたり廃棄されたりして後世に残ることは少なく、あったとしても着用者や制作年代の手がかりが残されることは稀です。
しかし、小袖などは着用者の死後、子孫により寺社に奉納されて残ることがあり、奉納された年代から、それらの小袖の製作年代の下限を知ることができます。
本展覧会では、京都府の収蔵品及び丸紅株式会社より寄託を受けている染織作品より、年代の記された貴重な資料をご紹介します。また、年号こそないものの、墨書や書付等より製作年代がある程度推測できる作品も併せてご紹介いたします。
平成28年6月11日(土)~8月7日(日)
■白麻地扇面草花文様帷子 | 宝永2年(1708)6月銘 | (吉川観方コレクション) |
■白麻地秋草文様帷子 | 享保5年(1720)5月銘 | (吉川観方コレクション) |
■雪輪草花文様裂 | 安政7年(1760) 3月銘 | (野上俊子氏寄贈) |
■打敷(流水燕子花文様帷子裂) | 宝暦10年(1751)9月銘 | (江馬コレクション)など |
日時:7月8日(金)18:00~18:30 7月22日(金)18:00~18:30
*事前申込み不要(ただし、当日の入場者に限ります)