伊砂利彦作品展
2017.8.26(土) 〜 10.22(日)
伊砂利彦(1924-2010)は、京都市に生まれ、型絵染の分野で京都を中心に活躍した作家です。活動の当初は蝋纈染の作品を制作していましたが、稲垣稔次郎(1902-1963)の影響を受けて型絵染を制作するようになり、新匠会の主宰であった富本憲吉(1886-1963)の「模様から模様を造らず」という言葉を守り自然の観察と写生を大切にして制作しました。
今回の展示では、初期の貴重な蝋纈染の作品である「伊根の舟小屋」(1961年頃)や、伊砂にとって大きなテーマであった松をあらわした「松ー月待ちー」(1965年)などを、師であった稲垣稔次郎の「山ぐにの春」などとともにご紹介します。
展示期間 | ||||
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伊根の舟小屋 | 絹、蝋纈染 | 1961年頃 | 屏風 (二曲一隻) | 前期 |
ローマの松 | 和紙、型絵染 | 1967年 | 屏風 (二曲一隻) | 通期 |
松ー枝垂れー | 和紙、型絵染 | 1969年 | 屏風 (二曲一隻) | 通期 |
月の道 | 和紙、型絵染 | 1991年 | 屏風 (二曲一隻) | 通期 |