京都府内の学校所在資料展2
2022.12.10(土) 〜 2023.1.29(日)
【京都の「学校博物館」を特別に紹介】
学校所在資料には豊かな価値があります。京都文化博物館では、学校教員や生徒・児童、地域組織の方々等と協力して、京都府内の学校に収蔵・利用・継承されてきた貴重な資料の数々を、2016年、2018年、2020年とこれまで3度にわたり展示いたしました(京都府内の学校所蔵考古・歴史資料展1・2、京都府内の学校所在資料展1)。今年度も、歴史・考古資料を中心に、新たに調査させていただいた学校所在の資料を紹介します。それと共に、学校内のユニークな資料保管・展示場所の様子やその場所作りの活動も紹介します。こうした「学校博物館」は、学校内に設置されているため通常は非公開です。本展では、各学校から特別に許可をいただきました。知られざる京都の「学校博物館」をこの機会にご覧いただければ幸いです。
(1)ぶんぱく京都講座
「学校博物館―なぜ学校内に博物館が作られたか―」
(2)学芸員によるギャラリートーク
京都市立翔鸞小学校 郷土室
学校内外の協力により誕生した「学校博物館」。地域性をよく表す豊かな資料がならぶ。
※学校所在資料や学校内の資料室は、一般には非公開ですのでご注意ください。
京都市立光徳小学校昭和50年に設立の郷土資料室保管資料の一部。
縄文から江戸時代の各種資料が揃う。
京都市立朱雀第四小学校
昭和37年に児童が収集した考古資料(製塩関連)。
京都市立朱雀第六小学校
平安宮跡に位置する校地出土の瓦。
京都大原学院(京都市立大原小中学校)
明治時代以来の大原の地誌・郷土研究や言葉調べ。
京都産業大学附属中学校・高等学校
令和時代の大原調べのための生徒制作模型。
京都市立樫原小学校
学校近くの樫原廃寺跡出土の瓦。
京都府立北嵯峨高等学校
学校創立と共に誕生した郷土研究部の研究成果。
京都府立桃山高等学校
伏見城の一部に位置する校地出土の金箔瓦。
京都府立鴨沂高等学校
約6,000枚の所蔵絵葉書のデータベース化を教員・生徒が6年がかりでついに完成。