~室町幕府滅亡後450年〜
足利将軍、戦国を駆ける!
2023.6.10(土) 〜 8.6(日)
京都の地に武家政権を樹立した室町幕府。これを率いた個性豊かな足利将軍たちは、戦国乱世に突入してもなお、直臣団や大名らとともに生き残りの道を模索し続けました。
さて、2023年は、室町幕府最後の将軍となった足利義昭が京都を追放されてから450年の節目の年にあたります。そこで本展では、京都府が所蔵する国宝・東寺百合文書や、京都大学総合博物館所蔵の重要文化財・教王護国寺文書をはじめとした一級品の歴史資料を通して、戦国の荒波に立ち向かった足利将軍たちの軌跡を辿ります。
東寺運営会議の議事録。足利義稙が京都を追われた明応の政変に関する記事を載せる。
京都の寺院は、戦いの状況を見極めつつ、将軍やその対抗馬に保護を求めた。
大内義興は、山口に没落した将軍とともに、上洛を果たす。
三条西実隆は、当代一の知識人として戦国の京都で活躍する。
足利義晴は、敵対する勢力に敗れ、近江国に逃れる。京都への復帰が叶うよう、盛んに祈禱を命じた。
京都を追われていた足利義輝は陰陽道の祭祀を行い、除災と怨敵退治を祈る。
義輝と細川晴元は京都奪還の兵を挙げる。これに際して東寺は晴元の保護を求めた。
※京都府立京都学・歴彩館所蔵資料の画像は、京の記憶アーカイブより。