鶴澤派探求 ─朝廷御用絵師の要─
2024.11.30(土) 〜 2025.1.26(日)
名前を聞いてピンとくる方は、少ないかもしれません。7代にわたり朝廷の画事をつとめ、土佐派と並んで京の絵師を取りまとめていた—、それが鶴澤派です。狩野探幽の弟子・探山が上洛して創始し、以後西日本に多くの門人を抱えました。その中には、円山応挙の師匠とされる石田幽汀や、各地のお抱え絵師がいました。なぜ彼らは今や、知られざる存在となってしまったのでしょうか。鶴澤派の最大のコレクター、七宝庵コレクションの作品から、京都画壇の正統を追ってみましょう。

鶴澤探山《琴棋書画図屏風》上:右隻 下:左隻(七宝庵コレクション)
鶴澤探索「草花図屏風」(七宝庵コレクション)
鶴澤探泉《江の島図》(七宝庵コレクション)
鶴澤探真《群鶴図屏風》上:右隻 下:左隻(七宝庵コレクション)
