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    Title

    日本考古学の鼻祖 藤 貞幹展

    Date

    2023.12.9(土) 〜 2024.2.4(日)

    会場: 2階総合展示室

     近世考古学の第一人者とも評される藤貞幹。その学問のスケールは非常に大きく、未だ正当な評価を獲得するほど理解されていないと言われています。実際、彼の代表作「集古図」に収録された歴史遺物は、天文・地理から度量、印、銭幣、服飾、銅器、布帛、輿輦、刀剣、玉器、石器、瓦器、文房器、碑銘、葬具、扁額等と広範囲におよびます。
     本展では、彼に関する新資料をご紹介し、また考古学史研究に定評のある京都木曜クラブと共に、貞幹の事績を丁寧に読み解きます。

    基本情報

    会期
    2023年12月9日(土)~ 2024年2月4日(日)
    休館日
    月曜日(ただし、1月8日(月)は開館)、12月28日(木)~1月3日(水)、1月9日(火)
    会場
    京都文化博物館2階総合展示室
    開室時間
    10:00~19:30(入場は19:00まで)
    入場料
    一般500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※総合展示(2階)とフィルムシアター(3階)をご覧いただけます。
    (フィルムシアターは催事により有料の場合があります)。
    主催
    京都府、京都文化博物館
    協力
    京都木曜クラブ

    主な展示品



    『好古日録』寛政9 年(1797) 個人蔵『好古日録』寛政9 年(1797) 個人蔵

    藤貞幹の代表作の一つ。文字研究の一環で文字瓦をとりあげている。




    藤貞幹書状 1746-1769 年頃 個人蔵藤貞幹書状 1746-1769 年頃 個人蔵

    初公開。 30 歳代以前の貞幹が皇室史の相談を受け、対応すると回答している。 植物学者・伊藤圭介旧蔵。




    『院宮及私第図』 18 世紀末頃 古代学協会蔵(当館寄託)『院宮及私第図』 18 世紀末頃 古代学協会蔵(当館寄託)

    裏松固禅の公家邸宅の研究成果だが、これも藤貞幹が助力した。 写真の東三条殿図の原図は貞幹が作成した。




    東三条殿復元模型 昭和40 年(1965) 当館蔵東三条殿復元模型 昭和40 年(1965) 当館蔵

    藤原氏長者の家として代々継承された重要な邸宅・東三条殿を、日本庭園史研究の基盤を築いた森蘊が監修した模型。実は貞幹の東三条殿図を参照した。




    『逸号年表』 寛政10 年(1798)刊 個人蔵
    『逸号年表』 寛政10 年(1798)刊 個人蔵

    720年成立とされる『日本書紀』は国が編纂した初の歴史書でいわば正史である。その正史に載らない年号(逸号)を正史と比較できるように藤貞幹は年表を作成した。




    『逸号年表』 寛政10 年(1798)刊 個人蔵
    古瓦譜  明和4 年(1767) 序 大阪府立中之島図書館蔵

    藤貞幹は古瓦譜を何度も改訂している。本書は最も初期の編纂時のもの。




    古瓦譜 写 大正13 年(1924) 京都文化博物館蔵古瓦譜 写 大正13 年(1924) 京都文化博物館蔵

    初公開。 貞幹の『古瓦譜』を近代になって写した書。貞幹に従い、色釉の瓦は着色する。 写真は緑釉瓦を緑色に表現している。近代の『古瓦譜』需要を知る上で貴重。




    集古図 巻1 天文集古図 巻1 天文
    集古図 巻4 印鈴集古図 巻4 印鈴
    集古図 巻6 銅器集古図 巻6 銅器


    『集古図』 寛政4 年(1792)~同9 年(1797) 頃 京都市立芸術大学芸術資料館蔵

    藤貞幹の最大にして未完の著作物です。『好古小録』『好古日録』が文章中心なのに対し、『集古図』は絵図が中心です。貞幹『 集古図』は、大名で江戸幕府の老中も担った松平定信が編纂した『集古十種』に掲載品数では劣るものの、それ以上に広範囲な種類・品目を扱っています。大名の力でもってなした作を、貞幹一人で上回ってしまうほどで、まさに圧巻です。




    『好古小録』寛政7 年(1795) 個人蔵『好古小録』寛政7 年(1795) 個人蔵

    北白川天神宮の黒鉾の銘を紹介。




    北白川天神宮 壱之鉾 黒鉾 延喜8 年(908)銘
                    北白川天神宮 壱之鉾管理
    北白川天神宮 壱之鉾 黒鉾 延喜8 年(908)銘
                    北白川天神宮 壱之鉾管理
    北白川天神宮 壱之鉾 黒鉾 延喜8 年(908)銘 北白川天神宮 壱之鉾管理

    右写真は銘の刻まれた茎部の拡大。「延喜八年三月十三日」の銘がある。
    延喜八年は西暦908年。




    『一遍上人絵伝』模写 安永2 年(1773) 個人蔵『一遍上人絵伝』模写 安永2 年(1773) 個人蔵

    初公開。 時宗の開祖・一遍上人の伝記を描いた絵巻から、貞幹の関心のある箇所を抜き出し写したもの。鎌倉時代の絵巻が描き出す当時の人々の衣装や道具、建築物の詳細にあったようだ。




    杜甫作 漢詩 天明8 年(1788) 個人蔵藤貞幹筆 杜甫作 漢詩 天明8 年(1788) 個人蔵

    初公開。 中国唐の大詩人・杜甫の2つの漢詩を藤貞幹が1788 年に書した作品。漢詩の素養がうかがわれる。




    関連イベント

    学芸員によるギャラリー・トーク

    日時
    2023年12月23日(土)、2024年1月19日(金)
    いずれも14:00~(30分程度)、展示室内で行います。
    参加費
    無料。ただし当日の入場者に限ります。

    ぶんぱく京都講座 この方、何者? 藤 貞幹の学問と情熱

    日時
    2023年12月19日(火)
    講師
    村野 正景(当館学芸員)
    会場
    京都文化博物館本館3階フィルムシアター
    時間
    10:30~12:00
    定員
    150名
    参加費
    無料
    *事前申込み不要。ただし当日の入場者に限ります。

    出品資料

    出品資料一覧

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