町のちからⅡ -阪東屋町文書の世界-
2023.10.21(土) 〜 12.17(日)
2020年、京都市中京区阪東屋町(東洞院通錦小路下ル)に伝わる内藤家旧蔵文書が京都府に寄贈されました。古文書を伝えた内藤家は、江戸時代には装飾料紙の生産・販売を担う商人として著名で禁裏御用も勤めていました。江戸時代後期には、京中富裕町人の象徴的な身分である禁裏駕輿丁号も獲得し、家格を向上させます。 商業活動の一方、内藤家は町の役人も勤め、旧蔵の中には町有文書(町の運営に伴い作成された文書群)が確認されます。本展は、内藤家旧蔵文書やその関連資料を通して江戸時代の町運営の実態や有力商人の実像について展観いたします。
証文之事(町内召使いニ付)明治6年2月
奉願口上書(禁裏御用御末広地紙調進ニ付御用提灯下渡願書)
絵師書状巻 江戸時代19世紀
光格天皇遷幸図絵巻 江戸時代19世紀
親類書 天保15年辰4月
橋本和泉守書状 霜月18日
御用砂子屋美濃地仲間元株印札 明暦3年御免