徳川家康とその時代
2023.8.11(金・祝) 〜 10.1(日)
徳川家康の波乱に満ちた生涯
徳川家康は戦国時代の最後の覇者として生き残り、およそ三百年続く江戸幕府による安定の時代を築いた人物として知られています。
三河の小大名松平家に生を受けた家康は、織田や今川や武田といった強力な大名が治める国に囲まれ苦難の道を歩みます。一向一揆が勃発するなど三河国内の統治に苦しみ、今川を倒し、武田を滅ぼして平穏を得るかとも思われたのも束の間、今度は盟約を結んだ織田信長が本能寺の変に倒れてしまい、後継者となった豊臣秀吉と覇権を争うことになります。
秀吉と和議を結んで臣従した後は、北条氏滅亡後の関東へとその居を移し、豊臣政権を支える重鎮として次第に頭角をあらわしてゆきます。そして秀吉の死後、関ヶ原合戦で石田三成らの率いる西軍に打ち勝ち、遂には大坂の陣で豊臣家を滅ぼしてようやく天下人となるのです。
この展覧会では、長く続いた戦国時代を終わらせ太平の世を作った徳川家康の足跡を、京都府が所蔵する関連資料を中心に紹介してゆきます。
戦国時代最強の武将
27.武田信玄像 森寛斎 画家康惨敗
11.遠州三方原合戦図織田・徳川連合軍vs浅井・朝倉連合軍
10.江州姉川合戦図家康の奥州出陣の様子を伝える
5.徳川家康印判状(松平又七宛)天正19年6月2日天下人・秀吉の姿
32.豊臣秀吉像 都路華香 画天下分け目の決戦
13.濃州関ヶ原合戦図(部分)家康最後の戦い
14.大坂陣図(部分)次世代の担い手たち