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    Title

    東寺百合文書 ー地域の記憶とその継承ー

    Date

    2014.4.2(水) 〜 6.22(日)

    会場: 2階総合展示室

    国宝 東寺百合文書は、東寺(京都市南区)に伝来した古文書群で、現在は京都府立総合資料館に所蔵されています。百合文書の名称は、江戸時代の加賀藩第五代藩主 前田綱紀が古文書を整理し、百の桐箱を寄進してそこに納めたことに由来します。
     1000年以上にわたって大切に保存・管理され、約2万5千通もの古文書がまとまって残っていることは、世界的に見ても大変貴重です。
     東寺百合文書は、日本の仏教史・寺院史・寺院制度史など様々な研究に資するアーカイブ資料であること、そしてドキュメント遺産保護の精神が実践されていること等から、平成26年3月には、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が実施する「記憶遺産」事業に、日本ユネスコ国内委員会ユネスコ記憶遺産選考委員会から推薦されました。
     この展覧会では、東寺百合文書がまさしく過去の記憶を伝える貴重な資料群であることをご紹介します。 東寺は、全国各地の荘園だけではなく、京都にも複数の所領を有していました。東寺の僧侶や地域の人々が東寺周辺の土地の維持・経営や売買等にどう関わったのか、あるいは時々の権力者・行政機構がどう対応したのかなどを描き出します。
     東寺百合文書には、先人がどのようにしてこれらの文書群を管理したのかがわかる文書も残っており、江戸時代以降の各種調査によって作成された収納箱や目録等とあわせて展示します。京都が世界に誇る東寺百合文書を管理し、整理・調査してきた多くの人々の努力に思いを馳せて頂ければ幸いです。

    会期

    平成26年4月2日(水)~6月22日(日)
    休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)ただし4月28日(月)は臨時開館
    4月28日(月)・4月29日(火)・5月27日(火)は展示替えのため休室
    10:00~19:30(入場は19:00まで)

    主な展示資料

    ■ 国宝 東寺百合文書リ函46 観応3年(1352)7月 三聖人申状前期
    ■ 国宝 東寺百合文書ち函3 応永26年(1419) 廿一口方評定引付前期
    ■ 国宝 東寺百合文書せ函武家86 永禄11年(1568)9月
    織田信長禁制
    前期
    ■ 国宝 東寺百合文書ト函129 文明17年(1485) 4月
    五条以南東寺領洛中散在敷地注文并支証案
    中期
    ■ 国宝 東寺百合文書ノ函327 応仁元年(1467)12月20日
    十八口奉行合点状
    中期
    ■ 国宝 東寺百合文書せ函足利15 文和3年(1354)10月21日
    足利尊氏御判御教書
    中期
    ■ 国宝 東寺百合文書メ函105 文保元年(1317) 4月
    大納言法印道我所進文書目録
    後期
    ■ 国宝 東寺百合文書せ函11 元弘 3年(1333)11月
    唐橋西堀川田地手継券文(前欠)
    後期
    ■ 国宝 東寺百合文書せ函足利16 文和3年(1354)10月21日
    足利尊氏御判御教書
    後期

    関連事業

    ぶんぱく京都講座
    平成26年6月1日
    長村祥知「東寺百合文書の史料学」
    事前申し込み必要。参加料500円(資料代)
    ▼申込み方法▼
    往復はがきに参加講座名、郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記し、京都文化博物館「ぶんぱく京都講座」係へ郵送、またはEメール。
    先着順。参加者1名につき、1枚のはがきでお申込みください。

    <メール宛先> koho2006@bunpaku.or.jp

    ※終了いたしました。たくさんのご参加有り難うございました。

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