桃山陶器に出会う 桃山デザイン
2023.4.8(土) 〜 6.4(日)
桃山時代、それまでの日本工芸史上にない、新たな工夫のこらされた陶器が多数生み出された。いわゆる「桃山陶器」である。京都文化博物館界隈の三条通は、当時「せと物や町」と称され、桃山陶器を扱う店が軒を連ねた場所である。当地の発掘調査によって、ヴァラエティーに富む桃山陶器が発見されており、考古学関係者のみならず現在のアーティストたちの注目を集めている。 本展では、京都市立芸術大学畑中研究室の特別協力のもと、桃山陶器に影響を受けて新たに創作された現代のアート作品を出土品とあわせて紹介する。当館で長年取り組んできた「アートと考古学」の連携をいっそう進めるきっかけとしたい。
展覧会企画者達によるギャラリートーク
青織部 吊し柿文筒向付
青織部 四方形桐文平鉢
志野 水鳥形水注
鳴海織部 凸形千鳥梅文平向付
青織部 四方形市松文筒向付
織部黒 茶碗
大西由羽〈ももやまあにまる〉
山口汐璃乃〈桃山おざぶとん〉
谷川由芽〈iremono〉
四方理南〈ユメミル 触感〉
中辻真尋〈破袋の隙間からは何かステキなものが出てくるに違いない〉