社会派サスペンス映画劇場
2024.6.4(火) 〜 6.30(日)
サスペンス映画はミステリー、アクション、SF、怪奇など様々なジャンルを横断しながら発展したジャンルです。日本では戦後、事件の背景にある社会問題に着目したサスペンス映画が関心を集めました。それらの作品は実際の事件を扱った作品も多く、60年代頃から「社会派」と呼ばれるようになります。本特集では、京都府所蔵のフィルムの中から、様々な視点から戦後の課題と向き合い、今なお私たちに社会の在り方を問い続ける「社会派サスペンス映画」の名作たちを上映します。
お客様各位 (2023.5.10更新)
フィルムシアターでのマスク着用は皆様のご判断にお任せいたします。ただし当館では、今後も三密(密集・密閉・密接)の回避のため、感染対策は継続して実施いたします。皆様には、下記の通りご協力をお願いいたします。
※今後も必要に応じて対策の追加及び変更を行う場合がございます。皆様のご協力をお願い申し上げます。
6月4日(火)
13:30〜18:30〜6月7日(金)
13:30〜18:30〜記者と市民が町を覆う闇に挑んだルポルタージュが原作
1950年ペン偽らず製作委員会(111分・モノクロ)/監督:山本薩夫/出演:池部良、志村喬
※音声が聞き取りにくくなっております。
6月5日(水)
13:30〜18:30〜6月8日(土)
13:30〜17:00〜二・二六事件を題材にした最初の映画
1954新東宝作品(115分・モノクロ)/監督:佐分利信、阿部豊/出演:細川俊夫、鶴田浩二
6月6日(木)
13:30〜18:30〜6月9日(日)
13:30〜17:00〜「下山事件」をモデルに、黒い霧を追う記者たちを描く
1954年日活作品(113分・モノクロ)/監督:山村聰/出演:山村聰、津島恵子、左幸子、滝沢修
6月11日(火)
13:30〜18:30〜6月14日(金)
13:30〜18:30〜刑事達の地道な張込みに焦点を当てた和製サスペンス映画の名作
1958年松竹大船作品(116分・モノクロ)/監督:野村芳太郎/出演:宮口精二、大木実、高峰秀子
6月12日(水)
13:30〜18:30〜6月15日(土)
13:30〜17:00〜保身のためについた小さな嘘が自らの破滅を招く
1960年東宝作品(95分・モノクロ)/監督:堀川弘通/出演:小林桂樹、中北千枝子、平山瑛子
6月13日(木)
13:30〜18:30〜6月16日(日)
13:30〜17:00〜戦後の混乱と貧困の中で生まれた闇は消えていなかった
1961年松竹大船作品(モノクロ・95分)/監督:野村芳太郎/出演:久我美子、高千穂ひづる、有馬稲子
6月18日(火)
13:30〜18:30〜6月21日(金)
13:30〜18:30〜「人の命は権力で奪えるものか」進行中の裁判に真っ向から挑んだ映画
1956年現代ぷろだくしょん作品(モノクロ・124分)/監督:今井正/出演:草薙幸二郎、飯田蝶子、左幸子
6月19日(水)
13:30〜18:30〜6月22日(土)
13:30〜17:00〜高度成長期の自動車業界で巻き起こる産業スパイ合戦
1962年大映東京作品(モノクロ・95分)/監督:増村保造/出演:田宮二郎、船越英二
6月20日(木)
13:30〜18:30〜6月23日(日)
13:30〜17:00〜強盗殺人事件として裁判が進む中、事態は思わぬ方向へ…
1963年東京映画・東宝作品(113分・モノクロ)/監督:堀川弘通/出演:小林桂樹、仲代達矢
6月25日(火)
13:30〜18:30〜6月28日(金)
13:30〜18:30〜事件から16年後、緻密な調査のもと真相を追求した作品
1964年日活作品(108分・モノクロ)/監督:熊井啓/出演:信欽三、内藤武敏、笹森礼子
6月26日(水)
13:30〜18:30〜6月29日(土)
13:30〜17:00〜冤罪を世間に広く訴え、再審請求運動の一翼をも担った名作
1965年山本プロ作品(102分・モノクロ)/監督:山本薩夫/出演:福田豊士、吉行和子、新田昌玄
6月27日(木)
13:30〜18:30〜6月30日(日)
13:30〜17:00〜謀略渦巻く日本医学会の内幕を描いた社会派小説・最初の映像化作品
1966年大映東京作品(モノクロ・149分)/監督:山本薩夫/出演:田宮二郎、田村高廣