- 主催
- 一般社団法人PFF 共催:京都文化博物館
- 公式HP
- https://pff.jp/43rd/kyoto/
- お問い合わせ
- 【〜1/7まで 平日11時〜18時】一般社団法人PFF 03-5774-5296
【1/8〜16まで 10時〜21時】直通ナビダイヤル 070-4544-7569
■チケット料金
一般・シニア 1,300円 学生・障がい者・友の会 800円
※学生、障がい者、友の会の方は、入場時に証明ができるものをご提示ください。
■チケットぴあ 購入方法
購入は以下2つの方法がございます。
方法①インターネット購入(こちらからチケット購入ください)
方法②セブン-イレブンで直接購入
※チケットは会場では発券できません。必ず、各コンビニで発券のうえご来場ください。
チケットぴあ[Pコード:551-866]にて発売
※会場でのチケット販売(当日券)はありません。ご注意ください。
1月8日(土)
11:00~
1月8日(土)
11:00~【ナワポン・タムロンラタナリット監督特集 ~タイからの新しい風~】
『36のシーン』
英題:36/2012年タイ(カラー・68分)/監督:ナワポン・タムロンラタナリット/出演:コラミット・ワッチャラサティアン、ワンロット・ルンカムジャット
釜山国際映画祭ニューカレンツ部門最高賞を受賞した長編処女作。ロケハン係のサーイと美術監督のウムの淡い恋の行方を36のワンシーン・ワンショットで紡ぐ。アナログとデジタルを自在に行き来する実験的手法に驚嘆。
(C)Very Sad Pictures
1月8日(土)
14:00~
1月8日(土)
14:00~【ナワポン・タムロンラタナリット監督特集 ~タイからの新しい風~】
『ダイ・トゥモロー』
英題:Die Tomorrow/2017年タイ(カラー・75分)/監督:ナワポン・タムロンラタナリット/出演:チュティモン・ジョンジャルーンスックジン、サニー・スワンメーターノン、パッチャヤー・プーンピリヤ
「自分が明日死んでしまうかも…」と感じた監督が、遺書のつもりでつくったという実験作。フィクションとインタビューを交えながら、誰にも必ず訪れる死を、独自の視点で美しく詩的に綴っている。ベルリン国際映画祭出品。
1月8日(土)
17:00~
1月8日(土)
17:00~【PFFスカラシップ作品】
『裸足で鳴らしてみせろ』
2021年(カラー・128分)監督:工藤梨穂/出演:佐々木詩音、諏訪珠理、伊藤歌歩、甲本雅裕、風吹ジュン
「代わりに世界を見てきてほしい」。盲目の養母ミドリのため、二人の青年はレコーダーを手に“世界旅行”へ…。『オーファンズ・ブルース』の工藤梨穂監督による、観る者を揺さぶる力作。ロッテルダム国際映画祭に出品決定。
(C)PFFパートナーズ=ぴあ、ホリプロ、日活/一般社団法人PFF
1月9日(日)
11:00~
1月9日(日)
11:00~【ナワポン・タムロンラタナリット監督特集 ~タイからの新しい風~】
『マリー・イズ・ハッピー』
英題:Mary Is Happy, Mary Is Happy/2013年タイ(カラー・127分)監督:ナワポン・タムロンラタナリット/出演:パッチャー・プーンピリヤ、チョンニカーン・ネートジュイ、ワスポン クリアンプラパーキット
実在する女子高生マリーが投稿した400通以上ものツイートを使用し物語が繰り広げられる新感覚ガールズムービー。思春期の心の揺らぎや危うさを演技初挑戦の主演2人が見事に表現。ヴェネチア国際映画祭出品。
1月9日(日)
14:00~
1月9日(日)
14:00~【ナワポン・タムロンラタナリット監督特集 ~タイからの新しい風~】
『あの店長』
英題:The Master/2014年タイ(ドキュメンタリー・カラー・80分)
監督:ナワポン・タムロンラタナリット/出演:ペンエーグ・ラッタナルアーン、ソンヨット・スックマークアナン、バンジョン・ピサンタナクーン
かつてバンコクに存在した海賊版ビデオショップについて、元常連客や関係者たちが回想するドキュメンタリー。謎めいた店長や出会った数々の映画について語るうち、いつしかテーマは海賊版の存在意義というスリリングなものへ。
1月9日(日)
17:00~
1月9日(日)
17:00~【ナワポン・タムロンラタナリット監督特集 ~タイからの新しい風~】
『フリーランス』
英題:Heart Attack(Freelance)/2015年タイ(カラー・127分)
監督:ナワポン・タムロンラタナリット/出演:サニー・スワンメーターノン、タビカ・ホーン、ヴィオレット・ウォーティア
タイ最大手の映画会社に大抜擢され制作した初メジャー作品にして、自国アカデミー賞8冠を獲得した作品。過酷な労働を続けるフリーランスのデザイナーと女医が織り成すラブコメディ。原題は『病むな、休むな、医者を好きになるな』。
1月10日(月・祝)
11:00~
1月10日(月・祝)
11:00~【スペシャルプログラム】
『ママ・アフリカ ミリアム・マケバ』
英題:Mama Africa/2011年フィンランド(ドキュメンタリー・カラー・90分)
監督:ミカ・カウリスマキ/出演:ミリアム・マケバ
南アの伝説的な歌手でグラミー賞受賞者ミリアム・マケバ。彼女の音楽と人種差別と闘い続けた生涯をたどるドキュメンタリー。PFFとピーター・バラカン氏とのコラボ企画「映画と音楽~ブラック&ブラック」で日本初公開。
1月10日(月・祝)
14:00~
1月10日(月・祝)
14:00~【PFFアワード2021】
『グッバイ!』
★準グランプリ★
2021年(カラー・31分)監督:中塚風花
就職、上京という変化の時期を迎えた監督が、自らカメラを持ち、家族と、世界と向きあった、手探りのセルフドキュメンタリー。フィクションでは描けない、奇跡のようなカットと言葉の数々に、今泉力哉監督も驚愕!
『五里霧中』
2021年(カラー・40分)監督:曽 子明
廃墟の並ぶ中国の町で、闇商売でしのぐ若者たち。主人公パンは恋人や後輩が新天地へ向かおうとする中、どうにかもがいていく…。閉塞感や焦り、葛藤を表現するためのロケーション選びや撮影センスが素晴らしい。
『ROUTINE』
2021年(カラー・21分)監督:宮原拓也
清掃員ミトの職場に現れた青年。無言でジャグリングばかりしている不思議な男だが、その才能を清掃作業にも活かせる事に気づく…。リズミカルな動きとメロディがクセになる、気持ちのいいバディ映画!監督はドラマーでもある。
1月10日(月・祝)
17:00~
1月10日(月・祝)
17:00~【PFFアワード2021】
『県民投票』
2021年(カラー・92分)監督:大場丈夫
原発再稼働の是非を問う「県民投票」をめぐるドキュメンタリー。自分自身で政治について考える大切さをよびかけ、対話を重ねる人々を映すカメラは実際の茨城県議会に入り、議論の様子が映されているのも衝撃!
『Journey to the 母性の目覚め』
★審査員特別賞★
2021年(カラー・5分)監督:岡田詩歌
中学校への登校中、突然”母性”に目覚めた私。結婚や妊娠、子育て、様々な年代で私につきまとう母性をめぐる言説。5分間のポップな映像の中に、多様で鋭い視点と、多彩なテクニックが大胆に渦巻いて輝く傑作。
『壁当て』
<ゲスト:井上朝陽(監督)>
2021年(カラー・10分)監督:井上朝陽
一人で壁に向かって野球の練習に励む少年。そこに現れた、チームメイトのライバル。”壁当て”の淡々としたリズム、最小限のセリフで、2人のヒリヒリした関係を緻密に描く。そして、人を観察するような猫の存在感!
1月12日(水)
14:30~
1月12日(水)
14:30~【ナワポン・タムロンラタナリット監督特集 ~タイからの新しい風~】
『ハッピー・オールド・フィルムズ1』
英題:Happy Old Films 1/2010~2011年タイ(カラー・96分)
監督:ナワポン・タムロンラタナリット
北野武を思わせるドライな暴力シーンや、岩井俊二のような少女たちの繊細で残酷な世界など、邦画の影響を受けつつも、独創的で多彩な作風がすでに確立しているのがわかる、ここでしか見られない貴重な短編3本立て。
1月12日(水)
18:00~
1月12日(水)
18:00~【ナワポン・タムロンラタナリット監督特集 ~タイからの新しい風~】
『ハッピー・オールド・フィルムズ2』
英題:Happy Old Films 2/2011~2018年タイ(カラー・86分)/監督:ナワポン・タムロンラタナリット
このアイデアは、どこから出てくる?!驚きと喜び満載の短編作品、CM、ミュージックビデオなど、監督が自ら選んだ16編。その後の長編作品に発展していった作品もあり、ナワポン監督の脳細胞がぎゅっと詰まったプログラム。
1月13日(木)
14:30~
1月13日(木)
14:30~【ナワポン・タムロンラタナリット監督特集 ~タイからの新しい風~】
『BNK48: Girls Don’t Cry』
英題:BNK48: Girls Don’t Cry/2018年タイ(カラー・108分)
監督:ナワポン・タムロンラタナリット/出演:チャープラン・アーリークン、スチャヤー・セーンコート、ジラダーパー・インタジャック
バンコクで活動する、AKB48の姉妹グループBNK48。日々、過酷な競争に身を置く少女たちが、カメラの前で、個性を満開に気持ちを吐露していく姿を、シンプルなインタビュー映像に凝縮させた、ナワポンの距離が鬼か神。
(C)2018 BNK48 Office & Salmon House Co., Ltd. All Right Reserved.
1月13日(木)
18:00~
1月13日(木)
18:00~【PFFアワード2021】
『豚とふたりのコインランドリー』
★審査員特別賞★
2021年(カラー・22分)監督:蘇 鈺淳
台北のコインランドリー。洗濯に来た男とそこにいた女の時間をワンカットで描いた野心作。人生で数多ある、偶然の短い出会いの瞬間を捉えた、まるで魔法のような22分間。鑑賞後も続く余韻に、人を信じたくなる。
『Parallax』
2021年(カラー・34分)監督:野辺ハヤト
列になって並ぶ謎の生き物たち。ある者は選ばれ、ある者は選ばれない…。抽象的な映像と音楽がシンクロし、自分の中のさまざまなイメージが解放されていく。「視差」を意味するタイトル通り、自由な解釈が楽しい!
『巨人の惑星』
2021年(カラー・25分)監督:石川泰地
自分の世界に引きこもる、大学時代の友人。彼は「夜の東京には巨人がいる」と熱弁しだす…。巨人は彼の妄想なのか?所々入れ込まれるユーモアに、俯瞰的な視点も楽しい。最後までしっかり目を凝らして観るべし!
1月14日(金)
14:30~
1月14日(金)
14:30~【PFFスカラシップ作品】
『猫と塩、または砂糖』
2020年日本(カラー・119分)監督:小松 孝/出演:田村健太郎、宮崎美子、吉田凜音、池田成志、諏訪太朗
社会を拒絶した長男、慎ましい母、アル中&糖尿病の父の3人で暮らす、佐藤家。そこへ母の元カレとその娘も加わった、奇妙な同居生活がスタートする…『食卓』小松孝監督のシニカルなユーモアと、クセのある演出は必見!
(C)PFFパートナーズ=ぴあ、ホリプロ、日活/一般社団法人PFF
1月14日(金)
18:00~
1月14日(金)
18:00~【PFFアワード2021】
『サイクルレース』
2021年(カラー・5分)監督:倉澤紘己
自転車のレースの途中、気づけば道を外れて1人走り続け…。延々と続く道、自転車のリズム、見守る電灯。点描画のような粗い粒子のアニメーションと、響き続ける音のすさまじさが、独創的な魅力を放っている。
『愛ちゃん物語♡』
★エンタテインメント賞(ホリプロ賞)&映画ファン賞(ぴあニスト賞)★
2021年(カラー・88分)監督:大野キャンディス真奈
母を失い、厳しい父のもと友情も知らずに生きてきた高校生の愛。ある日、聖子さんとの出会いで、彼女の世界は一変する!衣装や美術などのこだわりも詰まった、あらゆる観客を楽しませる、ポップでキュートな成長物語。
1月15日(土)
11:00~
1月15日(土)
11:00~【森田芳光70祭】
『ライブイン茅ヶ崎』
1978年日本(カラー・85分)監督:森田芳光/出演:青木真巳、石井 保、三沢信子
茅ヶ崎で生まれ育った湘南ボーイ達の飾り気のないリアルな日常が、独特のリズミカルな構成で綴られる、瑞々しい青春映画。森田監督の最後の8mm映画であり、商業映画へのステップとなった記念碑的作品。
【トーク】三沢和子(映画プロデューサー)
1月15日(土)
14:00~
1月15日(土)
14:00~【森田芳光70祭】
『の・ようなもの』
1981年日本(カラー・104分)監督:森田芳光/出演:秋吉久美子、伊藤克信、尾藤イサオ
古典落語の修業に励む二ツ目の落語家の恋と青春を描いた、森田監督の鮮烈な劇場映画デビュー作。35mm長編映画を自主制作するという、まさかの挑戦に話題沸騰。軽快でスタイリッシュ、そして愛らしい夢の映画だ。
【トーク】三沢和子(映画プロデューサー)
(C)1981N.E.W.S. CORPORATION
1月15日(土)
17:00~
1月15日(土)
17:00~【森田芳光70祭】
『(ハル)』
1996年日本(カラー・118分)監督:森田芳光/出演:深津絵里、内野聖陽、戸田菜穂
パソコン通信によって見知らぬ男女が出会い、恋が生まれるまでを描いたラブストーリー。96年当時、まだ一般化していない「メール」を世界で初めて取り入れた。メール特有の距離感や心の繋がりが、今だからこそより鮮明に伝わる!
【トーク】三沢和子(映画プロデューサー)
(C)光和インターナショナル
1月16日(日)
11:00~
1月16日(日)
11:00~【PFFアワード2021】
『帰路』
<ゲスト:高橋伊吹(監督)>
2021年(カラー・19分)監督:高橋伊吹
10時42分、少年は高校を抜け出す…。何も起こっていないようで何かが起こっている家への帰路。10代にしか撮れないような、目まぐるしくきらめくセンス!当時高校生だった高橋監督は現在、立命館大学に在学中。
『距へだててて』
★観客賞★
<ゲスト:加藤紗季(監督)、豊島晴香(脚本)>
2021年(カラー・78分)監督:加藤紗希
同じ家に住むアコとサンを中心として描かれる、家で暮らす者、訪れる者、出ていく者。様々なアプローチで時間・空間表現に挑むオムニバス。そして映画は家の外へ!予想を超える驚きの展開は、他に似たものがない!
1月16日(日)
14:00~
1月16日(日)
14:00~【PFFアワード2021】
『苺のジャムとマーガリン』
<ゲスト:宮永咲弥花(監督)>
2021年(カラー・10分)監督:宮永咲弥花
大好きな彼が好きな、苺のジャムとマーガリン。日々喜びや苦悩を感じる多感な時期に、高校生たちはいかに自らを表現するのだろうか?当時高校生だった、宮永監督の危うくてヒリヒリするようなワードセンスに、心がザワつく!
『転回』
★審査員特別賞★
2021年(カラー・14分)監督:岩﨑敢志
志向の違う若手芸術家カップルの元に、界隈では有名な芸術家の男が現れたことで、2人の感情や意識に変化が訪れる…。密度の高い会話、強度のあるショットなど、狭い空間で緻密に計算された演出と撮影に唸る!
『夜の帳につつまれて』
2021年(カラー・70分)監督:松林悠依
裕也は、育児放棄されていた小学生・海斗を連れて旅に出る。親切な人々との出会いや母親との再会を通し、裕也は自分自身を見つめ直す。生きることの温かさと苦しさを力強く描く、初監督とは思えぬ堂々たる長編に拍手。
1月16日(日)
17:00~
1月16日(日)
17:00~【PFFアワード2021】
『みなみとあした』
2021年(カラー・22分)監督:林崎征大
2011年3月10日。先輩の家で恋愛相談をしている大学生みなみを中心に、男女4人の恋や友情が交差する一夜。震災前日という、かつてあった時間に、ありえたかもしれない物語が観客の記憶を刺激していく。
『ばちらぬん』
★グランプリ★
<ゲスト:東盛あいか(監督)>
2021年(カラー・61分)監督:東盛あいか
タイトルは「忘れない」という与那国語。消滅危機言語だ。与那国の持つ記憶や文化を、フィクションとドキュメンタリーの融合で昇華させた実験作。何かを伝えることの純粋で強い意志が全編に漲り、池松壮亮さん絶賛。