【明治150年京都創生】京都文化博物館30周年記念事業 映画にみる明治
2018.12.4(火) 〜 12.27(木)
今年は、明治維新、そして京都府開庁から150年の節目の年に当たります。明治期に生まれた京都の文化の一つが映画文化です。日本の映画は明治30年(1897)年に京都の染色技師・稲畑勝太郎がフランスからシネマトグラフを持ち帰り京都電燈(元・立誠小学校)敷地内で試写したことから始まります。以来、京都は“日本のハリウッド”と称されるまでになり、日本映画の半数近くを製作しました。
この京都の映画文化の保存継承を担ってきた京都文化博物館は今年開館30周年を迎えます。映画文化が華ひらいた明治文化を映画で楽しんでもらうため、京都で製作された作品を中心に21作品を選び「映画にみる明治」を開催いたします。明治期に撮影された映画から、明治の事件等社会状況を描いた映画、そして明治期の風俗・芸術・文芸などの独特の文化が背景になった映画等々、スクリーンに蘇る明治文化をご堪能ください。
12月4日(火)
13:30〜18:30〜<2作品連続上映>
1899年記録映画(無声・4分)/撮影:柴田常吉/出演:市川團十郎(九代目)、尾上菊五郎(五代目)
1932年松竹蒲田作品(無声・モノクロ・119分)/監督:野村芳亭/出演:林長二郎、田中絹代、八雲恵美子
12月5日(水)
13:30〜18:30〜1939年東宝京都作品(81分)/監督:今井正/出演:黒川弥太郎、丸山定夫、花井蘭子
12月6日(木)
13:30〜18:30〜1943年東宝作品(モノクロ・79分)/監督:黒澤明/出演:藤田進、大河内伝次郎、月形竜之介、志村喬
12月7日(金)
13:30〜18:30〜1943年大映京都作品(モノクロ・83分)/監督:稲垣浩/出演:阪東妻三郎、園井恵子、沢村アキオ
12月8日(土)
13:30〜17:00〜1972年東映京都作品(カラー・102分)/監督:マキノ雅弘/出演:藤純子、鶴田浩二、高倉健
12月9日(日)
13:30〜17:00〜1973年東京映画=東宝作品(カラー・97分)/監督:藤田敏八/出演:梶芽衣子、黒沢年男、大門正明
12月11日(火)
13:30〜18:30〜1955年松竹大船作品(モノクロ・92分)/監督:木下恵介/出演:有田紀子、田中晋二、笠智衆
12月12日(水)
13:30〜18:30〜1955年新東宝作品(モノクロ・95分)/監督:五所平之助/出演:美空ひばり、市川染五郎、岸惠子
12月12日(水)
13:30〜18:30〜1953年文学座・新世紀映画社作品(モノクロ・130分)/監督:今井正/出演:丹阿弥谷津子、久我美子、淡島千景
12月14日(金)
13:30〜18:30〜1954年大映東京作品(モノクロ・111分)/監督:伊藤大輔/出演:京マチ子、花柳喜章
12月15日(土)
13:30〜17:00〜1935年第一映画嵯峨野(モノクロ・86分)/監督:溝口健二/出演:山田五十鈴、夏川大二郎、芳沢一郎
12月16日(日)
13:30〜17:00〜1980年東映東京作品(カラー・185分)/監督:舛田利雄/出演:仲代達矢、あおい輝彦、新沼謙治、夏目雅子
12月18日(火)
13:30〜18:30〜1957年大映東京作品(モノクロ・128分)/監督:森一生/出演:菅原謙二、北原義郎、高松英郎
12月19日(水)
13:30〜18:30〜1961年大映東京作品(カラー・95分)/監督:衣笠貞之助/出演:山本富士子、勝新太郎、市田ひろみ
12月20日(木)
13:30〜18:30〜1939年松竹京都作品(モノクロ・143分)/監督:溝口健二/出演:花柳章太郎、森赫子、高田浩吉
12月21日(金)
13:30〜18:30〜1984年東映京都作品(カラー・139分)/監督:中島貞夫/出演:名取裕子、風間杜夫、岡田茉莉子
12月23日(日)
13:30〜17:00〜1987年東映京都作品(カラー・133分)/監督:五社英雄/出演:名取裕子、二宮さよ子、藤真利子
12月24日(月・祝)
13:30〜17:00〜1969年東宝作品(カラー・128分)/監督:丸山誠治/出演:三船敏郎、加山雄三、仲代達矢
12月26日(水)
13:30〜18:30〜2015年東映作品(カラー・132分)/監督:田中光敏/出演:内野聖陽、忽那汐里、夏川結衣
12月27日(木)
13:30〜18:30〜1937年J.O.太秦作品(モノクロ・74分)/監督:石田民三/出演:小林重四郎、深水藤子、竹久千恵子