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    Title

    シネマの冒険 闇と音楽 2016 スウェーデン映画協会コレクション

    Date

    2016.12.1(木) 〜 12.4(日)

    会場: 3階フィルムシアター

    共 催: スウェーデン映画協会、東京国立近代美術館フィルムセンター
    入場料:伴奏付き上映 1,000円(博物館友の会500円)
    ※12月3日(土)13:30~、4日(日)13:30~の全2回
    上記以外のサイレント(無声)上映:通常の総合展料金
    字幕・作品解説:小松弘
    伴奏:生駒祐子(いこま・ゆうこ)/作曲・アコーディオン 他

    (各回2作品連続上映)

    12月1日(木)

    13:30~

    3日(土)

    17:00~

    『人生の春/I lifvets vår』

    1912年パテ・フレール作品(モノクロ・サイレント・染色・54分・17fps)
    監督:ポール・ガルバーニ
    出演:イェオイ・アフ・クレルケル、セルマ・ヴィークルンド・アフ・クレルケル

     孤児の娘が、青年に助けられ美しく成長し・・・。フランスのパテ・フレールがスウェーデンに設立したスウィーディッシュ・パテが製作した作品で、監督はフランス人のポール・ガルバーニが担当。室内場面撮影はリーディンゲのスヴェンスカ・ビオ社が所有する撮影所内で行われた。スウェーデン無声映画史上の三大監督クレルケル、シェーストレーム、スティルレルが、揃って俳優として出演した記念碑的な作品といえる。また本作は大正2(1913)年、日本で初めて公開されたスウェーデン映画である。

    『十誡/Gränsfolken 』

    1913年スヴェンスカ・ビオ作品(モノクロ・サイレント・46分・17fps)
    監督:マウリツ・スティルレル
    出演:ヨン・エクマン、エギル・エイデ

    同じ女性を愛した兄弟が、敵同士に分かれ・・・。国境や民族(とりわけユダヤ民族)に関する主題は、マウリツ・スティルレルの初期作品世界の中で重要な場所を占めている。日本公開時には『十誡』という奇妙な邦題がつけられたが、原題は「国境の民」という意味である。中欧の架空の国を舞台にしたこうした作品の中で、フランスやデンマーク映画の影響から脱した、スティルレルの個性がすでに色濃く認められる。

    ※3日(土)の回のみ伴奏付き上映、特別料金

    12月1日(木)

    18:30~

    3日(土)

    13:30~

    『グンナール・ヘデ物語/Gunnar Hedes saga 』

    1923年スヴェンスク・フィルムインドゥストリ作品(モノクロ・サイレント・染色・74分・17fps)
    監督:マウリツ・スティルレル
    出演:エイナール・ハンソン、マリー・ヨーンソン

    家業より音楽を愛した青年の苦難と、彼を救う娘の愛。1919年にスヴェンスカ・ビオはラーゲルレーフの全小説の映画化権を取得、この年、企業合併でスヴェンスク・フィルムインドゥストリになったこの会社は、一連のラーゲルレーフ原作映画の製作を始めた。1899年に発表された「地主館の物語」を原作としているが、この映画は原作とはかなり内容が違っており、スティルレルによるラーゲルレーフ小説の自由な翻案作品といっていいだろう。

    12月2日(金)

    13:30~

    4日(日)

    17:00~

    『ノールトゥル地区の仲間たち/Norrtullsligan 』

    1923年ボニエフィルム作品(モノクロ・サイレント・染色・86分・21fps)
    監督:ペール・リンドベルイ
    出演:ラウリツ・ファルク、トーラ・テイエ

    ストックホルムで同居して働く四人の女性の物語。スウェーデンの大手出版社アルベール・ボニエは1923年に映画製作部門を設立、この作品はボニエフィルムが製作した三作目の映画である。原作は女流作家エリン・ウェグネルが1908年に刊行した小説で、それを映画脚本にしたのは著名な作家のヤルマール・ベルイマンである。そこに出版社が母体となった映画製作らしさがある。女性の社会進出を主題とした先駆的作品である。

    ※4日(日)の回のみ伴奏付き上映、特別料金

    12月2日(金)

    18:30~

    4日(日)

    13:30~

    『燕尾服を着た娘/Flickan i frack 』

    1926年フィルムデポット作品(モノクロ・サイレント・染色・114分・19fps)
    監督:カーリン・スワンストレーム
    出演:マグダ・ホルム、エイナル・アクセルソン

    燕尾服を着て舞踏会に出た娘と周囲の騒動を描く。1925年に映画から撤退した出版社アルベール・ボニエの撮影所を使って、その後も映画製作が行われた。女性の問題を女流監督が描いた異色作『燕尾服を着た娘』はその中の一本である。女優として活躍したカーリン・スワンストレームは監督としても才能を発揮したほか、1933年から1941年までスヴェンスク・フィルムインドゥストリの芸術監督として、スウェーデン映画界で大きな力を持った。

    伴奏:生駒祐子(いこま・ゆうこ)/作曲・アコーディオン 他

    幼少よりトイ楽器や足踏オルガンに、吹奏楽部では打楽器等にも親しみながら、1997年よりアコーディオン奏者として「mama!milk」の名で世界各地での演奏やアルバム作品の発表を、2007年より手廻しオルゴールやトイ楽器によるアルバム作品の発表もしている。 折々に自由奔放なアンサンブルを編成しながら手がける、舞台作品、美術作品、映像作品等の音楽も高い評価を得ている。近作に「フラジャイル室内楽団のための組曲」等のアルバム作品、J.A.ストリンドベリ原作・白井晃演出舞台「夢の劇」や、塩田千春展での「2台のコントラバスと古い扉とアコーディオンと無数の鍵による組曲」(神奈川芸術劇場)の作曲・演奏、「竹田音楽(オレクトロニカの美術作品のための3つの音楽)」(大分県)が挙げられる他、各地の趣深い場所での演奏会も好評を博している。

    yuko ikoma:http://www.yukoikoma.com/
    mama!milk:http://www.mamamilk.net/

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