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    福寿園・お茶の文化賞表彰事業

    福寿園・お茶の文化賞

    「福寿園・お茶の文化賞」は、株式会社福寿園名誉会長を務め永年にわたり茶産業、茶文化の振興に生涯を捧げられた故福井正典氏の遺志を受け継ぎ、公益財団法人京都文化財団が、「お茶の文化」について活躍する個人や団体を表彰するものです。

    目 的

    21世紀に京都からお茶にまつわる文化芸術がより多彩により根強く、日本や世界に波及していくことを願って「福寿園・お茶の文化賞」を創設し、表彰します。
    (1)「お茶の文化」に著しい貢献が認められる個人・団体を顕彰します。
    (2)将来こうした貢献が期待できると認められる若い世代を奨励します。

    表彰の範囲等

    1 「お茶の文化」に著しい貢献が認められる個人・団体とし、概ね次に掲げる部門から選考します。
      (1)お茶を飲む楽しみを向上させる啓発や環境づくりなどの活動
      (2)お茶に関わる健康増進かつ文化的な活動
      (3)お茶の新たな魅力を引き出す食文化の創造・普及活動
      (4)お茶に関する伝承文化・お茶の生産に関する文化の保存継承
      (5)お茶に関する美術工芸作品の創作活動
      (6)お茶に関するその他幅広い文化芸術分野での新しい発想による創作活動
    2 表彰は「福寿園・お茶の文化賞 大賞」、「福寿園・お茶の文化賞 奨励賞」を設置し、原則として各年度に1人または1団体とします。
    3 選考は、有識者による選考委員会において行います。

    賞 金

    福寿園・お茶の文化賞 大賞   賞金100万円
    福寿園・お茶の文化賞 奨励賞  賞金 50万円

    表彰の実績

    第3回受賞者(令和6年度)

    大 賞  𠮷田 利一(よしだ りいち) 株式会社丸利𠮷田銘茶園 園主
    (受賞理由)
    本簾覆下製法・手もみ技術等の宇治茶の伝統的な生産技術の継承に努めるとともに、日本最古の茶園である「高山寺茶園」の管理保存を通して、お茶の文化の発展に大いに貢献しているため。
    奨励賞  中山 圭子(なかやま けいこ) 株式会社虎屋 特別理事・虎屋文庫主席研究員
    (受賞理由)
    お茶の文化に欠かせない和菓子の研究普及に努める第一人者であり、意匠や歴史について執筆や講演等で活躍している。
    今後もお茶の魅力を引き出す食文化の発信が期待されるため。

    第2回受賞者(令和5年度)

    大 賞  NPO法人日本茶インストラクター協会
    (受賞理由)
    NPO法人日本茶インストラクター協会は、日本茶の更なる普及活動の推進を行うことにより、歴史ある日本茶文化の継承と、新たなる茶文化を創造し、より広く社会の健康と文化及び教育の向上に寄与することを目的に設立された。日本茶インストラクター等認定試験や日本茶検定の実施等を通じて茶の普及活動に取り組んでいる。
    奨励賞  戸田 惺山(とだ せいざん)
    (受賞理由)
    竹の茶室「帰庵」は、新しくて自由な方法で茶の湯の文化を広めるため、戸田惺山師と稲井田将行氏の両氏により考案された。必要最低限の竹で作った空間を茶室に見立てた建築物で、野点を可能にする持ち運びができる茶室である。
    茶道の伝統的かつ厳格に定められた型を崩すことで、興味はあるけれど茶道を一切知らないような人たちにも茶を届けたい。くつろいだ空気の中で茶碗を供し、茶を感じ、味わってもらいたいと、日本各地、病院のロビーなどいろいろな場所で活動している。

    第1回受賞者(令和4年度)

    大 賞  大森 正司(おおもり まさし) 大妻女子大学名誉教授
    (受賞理由)
    長年にわたり、茶の科学的研究の第一人者として貢献している。数多くの著書や各種メディアなどの幅広い活動を通じ、茶の効用・機能性を一般の人にもわかりやすく解説している。大妻女子大学では、「お茶大学」の運営に取り組むなど、若い世代へのお茶の普及に尽力している。
    奨励賞  京都府立木津高等学校
    (受賞理由)
    明治34年の創立当初から茶業教育に力を入れ、一貫して宇治茶の生産製茶の後継者教育を行っており、多くの茶業関係の卒業者を輩出し、現在も我が国唯一の茶業教育を行う高等学校として続いていくなどお茶の文化の次世代への継承に貢献している。