近代文化人ネットワーク―太田喜二郎の周辺―
2021.11.27(土) 〜 2022.1.23(日)
京都文化博物館は様々な方々・組織と協力して太田喜二郎関連資料の調査を進めてきました。
令和3年に太田喜二郎家住宅主屋兼アトリエが国の登録有形文化財(建築物)に登録されるなど、太田家に継承された資料群は、洋画家の美術資料という以上に、建築界や文化資源学をはじめ多方面にわたる分野で評価を高めつつあります。しかし紹介すべき資料はまだまだ豊富にあり、とりわけ書簡や写真、図書類を調査によって新たに確認できています。
これらの資料は太田のライフヒストリーを物語ることはもとより、近代の京阪神地域の社会を動かしてきた文化人の交流ネットワークを浮かび上がらせることでしょう。
署名集、羽田亨・秋月左都夫・貴志弥右衛門・濱田耕作・児島虎次郎らとの書簡、児島虎次郎による洋画、太田喜二郎による絵画(洋画、絵巻など)

太田喜二郎「中等教育毛筆画帖」清書集 1897〜98年 個人蔵
ベルギー・ゲントでの太田喜二郎(左)、児島虎次郎(中央)。三宅克巳(右) 1910年
太田喜二郎「少女」1911〜12年 京都府(京都文化博物館管理)
羽田亨主催の松茸狩りの様子 1933年 太田(右端)と濱田(左から2人目)の前に寝そべるのが羽田
華畝会で太田が指導する様子(前列左から3人目が太田)
「徳雲」1929年〜36年 個人蔵 ※写真は第五巻第三号(1935年)※ホームページからのお申し込みは締め切りました。若干お席に余裕がありますので、ご希望の方は当日受付にお申し出ください。
※終了しました。