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    Title

    挑む浮世絵 国芳から芳年へ

    Date

    2020.6.6(土) 〜 7.19(日)

    会場: 4・3階展示室

    国芳から弟子たちへ-幕末明治に「芳」の系譜あり!
    歌川国芳(1797-1861)は、ダイナミックな武者絵やユニークな戯画で、幕末の浮世絵に衝撃をもたらしました。国芳のもとには多くの弟子が集い、新しい画題や表現に挑みました。中でも月岡芳年(1839-92)は近年再評価が進み、浮世絵のイメージをくつがえす絵師として知られています。 幕末、激動する時代のうねりを生き、描き、人々を魅了し続けた「芳」の系譜。怖い絵も、華やかな絵も、実は悲しい絵も、ぱっと目をひく表現が彼らの得意技です。名古屋市博物館の浮世絵コレクションから選り抜かれた約150点をご紹介します。(一部にショッキングな表現が含まれます)

    「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」展中止について


    このたび新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止に鑑み、6月6日(土)から開催を予定していた「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」展を中止いたします。
    展覧会を心待ちにしていただいていた皆様にはたいへん申し訳ございません。

    かねてより、安全にお楽しみいただける展覧会開催に向け模索して参りましたが、感染症拡大に歯止めがきかない現況のなかで、ご来館者や関係者の健康と安全を最優先した結果、今回の展覧会の開催は困難と判断し、開催中止という苦渋の選択をさせていただきました。

    なにとぞご理解をたまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。

    なお、すでにお買い求めいただいたチケットについては、払い戻しをいたします。

    払い戻し方法は下記の通りとさせていただきます。

    チケットの払い戻しについてはこちら


    基本情報

    会  期
    2020年6月6日(土)~2020年7月19日(日)
    ※休館日:月曜日
    開室時間
    10:00~18:00 /金曜日は19:30まで(入室はそれぞれ30分前まで)
    会  場
    京都文化博物館4・3階展示室
    主  催
    京都府、京都文化博物館、産経新聞社、関西テレビ放送
    後  援
    (公社)京都府観光連盟、(公社)京都市観光協会、KBS京都、エフエム京都
    協  賛
    野崎印刷紙業
    企画協力
    名古屋市博物館
    入 場 料
    一般 1,400円(1,200円) 大高生1,100円(900円) 中小生500円(300円)
    ※(  )は前売券及び20名以上の団体料金
    ※未就学児は無料。(要保護者同伴)
    ※前売券は2020年2月26日(水)から 6月5日(金)まで販売。(会期中は当日券のみ)
    ※障害者手帳等をご提示の方と付き添い1人までは無料。
    ※学生料金で入場の際には学生証をご提示ください。
    ※上記料金で、2階総合展示と3階フィルムシアターもご覧いただけます。(催事により有料の場合があります)

    ◆ペアチケット
    2,200円(前売期間中販売、一般のみ、1名で2回使用も可)

    グッズつき前売券(数量限定)
    1,800円(一般のみ)
    一般入場券+国芳の花魁雀のキューピーがセットになったお得な前売券。
    販売期間:2月26日(水)〜6月5日(金)
    販売場所:各プレイガイドにて販売
    ※グッズがなくなり次第、販売終了。
    ※グッズは会期中会場でのお渡しとなります。
    ※写真はイメージです。現物と異なる場合があります。

     

    【主な入場券販売所】
    京都文化博物館、ローソンチケット(Lコード:53855)、チケットぴあ(Pコード:685-113)、セブンチケット、e+(イープラス)、ファミリーマート、ミニストップ(Lコード: 53855)、CNプレイガイド、阪神プレイガイド

     

    展示構成と主な作品

    第1章 ヒーローに挑む

    歌川国芳の出世作であり、その後も得意としたのが歴史上や物語に登場するヒーローの勇ましい姿を描いた「武者絵」です。そのDNAは弟子たちに確実に引き継がれていきました。
    国芳や弟子が逸話やヒーローたちをどのように表現したのかをみていきます。

    link_base歌川国芳「通俗水滸伝豪傑百八人之一人
    花和尚魯知深初名魯達」名古屋市博物館蔵(高木繁コレクション)

    第2章 怪奇に挑む

    落合芳幾と月岡芳年が手がけた「英名二十八衆句」全点一挙公開!
    ヒーローの勇ましさを強調するためには、彼らが対峙する怪奇をいかに恐ろしく表すかということが重要です。また状況が異常であればあるほど画中のドラマ性は高まります。国芳は血がほとばしる残虐な場面を描いていますが、時代の要請だったのでしょう、弟子もまたその路線を受け継ぎました。本章ではそうした怪奇を描いた作品や「血みどろ絵」と呼ばれる作品を紹介します。特に落合芳幾と月岡芳年が手がけた「英名二十八衆句」は全点を一挙公開します。 体調を整えた上でご覧いただくことをおすすめします。

    link_base月岡芳年「英名二十八衆句 福岡貢」
    名古屋市博物館蔵 (尾崎久弥コレクション)
    link_base落合芳幾「英名二十八衆句 佐野治郎左エ門」
    名古屋市博物館蔵(尾崎久弥コレクション)
    歌川国芳「相馬の古内裏」名古屋市博物館蔵(高木繁コレクション)) 歌川国芳「相馬の古内裏」名古屋市博物館蔵(高木繁コレクション)

    第3章 人物に挑む

    国芳が描く美人像は、現実味にあふれ、はつらつとした明るさを放っています。一方で芳年の描く美人は妖艶な雰囲気をたたえています。そうした女性たちは、国芳一門では、「しぐさ」や「気持ち」をまとって表現されます。ここでは、美人画を中心に役者絵も含めたそれぞれの人物表現をみていきます。

    link_base月岡芳年「風俗参十二相 かゆさう」嘉永年間かこゐものの風ぞく
    名古屋市博物館蔵(尾崎久弥コレクション)

    第4章 話題に挑む

    国芳の戯画(滑稽な絵)はバリエーションの豊富さと、そしてアイデアの奇抜さにおいて他の追随を許しません。第1章の武者絵と並んで彼が浮世絵界に残した新機軸といっていいでしょう。
    さらに一見、ユーモラスに見える国芳の戯画のなかには、幕政を風刺しているとしてさまざまな憶測が飛び交い大評判をとったものもあります。ここでは当時、話題となった見世物に取材したものや、世相をネタにした戯画など、ニュースソースとしての作品を紹介します。国芳が時代をどう捉え、いかに商品としたのか、その挑戦を見ていただきます。

    歌川国芳「里すゞねぐらの仮宿」名古屋市博物館蔵(高木繁コレクション)歌川国芳「里すゞめねぐらの仮宿」名古屋市博物館蔵(高木繁コレクション)

    終章 「芳」ファミリー

    展覧会の最後に、弟子たちがそれぞれの個性をどう展開させて時代に挑んでいったのか、その活躍ぶりをご覧いただきます。

    月岡芳年「東名所墨田川梅若之古事」名古屋市博物館蔵(尾崎久弥コレクション)月岡芳年「東名所墨田川梅若之古事」
    名古屋市博物館蔵(尾崎久弥コレクション)

    【音声ガイド】

    音声ガイドナレーターは声優・鳥海浩輔さん!
    当日貸出価格 1台600円(税込)


    [プロフィール]
    鳥海浩輔(とりうみ・こうすけ)
    5月16日生まれ。神奈川県出身。

    【代表作】
    「刀剣乱舞ーONLINEー」(三日月宗近役)
    「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」(グイード・ミスタ役)
    「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズ(愛島セシル役)など

    鳥海浩輔

    挑む浮世絵 国芳から芳年へ 公式サイトはこちら

     

    図録通信販売

    「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」展の図録の販売は終了させていただきました。

    お問合せ:中日新聞社文化事業部 TEL:052(201)3766 ※土日祝を除く平日 10:00-18:00

    関連イベント

    講演会 「国芳と芳年の『快感』」 中止

    講  師
    神谷 浩氏(徳川美術館副館長、国際浮世絵学会常任理事)
    日  時
    6月7日(日)10:30~12:00
    会  場
    京都文化博物館 3階フィルムシアター(定員160名)
    参 加 費
    無料 ※ただし本展覧会入場券(半券可)が必要
    申込方法
    往復はがきに住所、氏名(返信面にも)、電話番号、希望イベント名を記入し、
    京都文化博物館「国芳から芳年へ」展係へお送りください。
    または、下記よりお申し込みください。

    恐の集い 中止

    特別な時間に貸し切りで浮世絵を鑑賞いただけるスペシャル企画。「血みどろ絵」を中心に、学芸員によるみどころを徹底解説いたします。初夏の宵のひとときをお楽しみください。

    講  師
    講師:有賀 茜(当館学芸員)
    日  時
    6月20日(土)18:00~20:00(受付17:45〜)
    会  場
    本展展示室
    参 加 費
    2,000円(入場料を含む・一般のみ)※未就学児不可

    イープラス限定販売・定員100名

    チケットの払い戻しについてはこちら

    “忠臣蔵異聞”
    怪談たたり三味線「不忠の義士」 中止

    臨場感あふれる怪談朗読劇を京都文化博物館で鑑賞しませんか。
    女優のまつむら眞弓さん(東映京都俳優部所属)が本展出品作にちなんだオリジナル怪談を披露します。

    出  演
    まつむら眞弓(女優)/三味線 川合紘生
    日  時
    6月21日(日)14:00〜15:00(予定)(開場13:30)
    会  場
    京都文化博物館6階(会場は和室です。)
    参 加 費
    2,400円(一般のみ)(「国芳から芳年へ」展入場券付き) 
    ※入場券は本展開催期間中1回使用できます。

    イープラス限定販売・定員150名

    学芸員によるギャラリートーク

    日  時
    6月12日(金)、7月3日(金)各日18:00~18:30
    参 加 費
    無料
    事前申込不要 当日の入場者に限る

    チケットの払い戻しについてはこちら

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