開催趣旨

 1967(昭和42)年から1975(昭和50)年まで、主に京都府立文化芸術会館を会場に、「京都洋画新人展」が開催されました。「洋画」や「版画」を担う新人を発掘し、その可能性を目撃する場でもあった展覧会は、今も「KyotoArtforTomorrow-京都府新鋭選抜展-」として引き継がれています。
 京都府が所蔵する「京都洋画新人展」出品作をご紹介する本展を通して、美術の枠組みを否定し批判する時流において、平面世界と対峙し続けた「新人」の姿をご覧いただきます。

基本情報

会  期:
2022年10月8日(土)~12月4日(日)
休 館 日:
月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
入 場 料:
一般500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※総合展示(2階)とフィルムシアター(3階)をご覧いただけます
(フィルムシアターは催事により有料の場合があります)
会  場:
京都文化博物館2階総合展示室
開室時間:
10:00~19:30(入場は19:00まで)
主  催:
京都府、京都文化博物館

イベント

担当学芸員によるギャラリートーク
(「ある画家による京都西川純の素描」展と同時開催)
日時:10月21日(金)、11月18日(金)
午後2時から展示室内で行います。(30分程度)
事前申込み不要、当日の入場者に限ります。



麻田浩《自閉風景》
麻田浩《自閉風景》1967 年、京都府蔵(京都文化博物館管理)




井田照一《夏(待つ)》
井田照一《夏(待つ)》1968 年、京都府蔵
(京都文化博物館管理)




木村光佑《現在位置-存在》
木村光佑《現在位置-存在》1970 年、京都府蔵
(京都文化博物館)




藤浪晃《1967 年 11 月》
藤浪晃《1967 年 11 月》1967 年 第1回展出品




伊庭新太郎《海の風 》
伊庭新太郎《海の風 》1967 年第1回展出品




出品資料

no. 制作者 資料名 制作年 出品展 技法・材質
1 麻田 浩 自閉風景 1967 1 油彩・キャンバス
2 伊庭 新太郎 海の風 1967 1 油彩・キャンバス
3 藤波 晃 1967年11月 1967 1 油彩・キャンバス
4 井田 照一 夏(待つ) 1968 2 リトグラフ・紙
5 田邉 守人 人間の構図《かつぐ》 1968 2 油彩・キャンバス
6 畑 千秋 すれちがう白 1968 2 アクリル・キャンバス
7 斉藤 博 漁夫二人 1969 3 油彩・キャンバス
8 西 真 Space Man XY 1969 3 シルクスクリーン・紙
9 広重 明 作品69−A−11 1969 3 シルクスクリーン・紙
10 木村 光佑 現在位置−存在 1970 4 シルクスクリーン・オフセット・紙
11 高安 醇 赤い静物 1970 4 油彩・キャンバス
12 谷田 穎郎 追憶 1970 4 油彩・キャンバス
13 河邊 保恵 作品(卓上) 1971 油彩・キャンバス
14 福島 一二三 幻視の遊泳 1971 油彩・キャンバス
15 鶴身 幸男 室内 1972 油彩・キャンバス

出品する作品はすべて京都府(京都文化博物館管理)の所蔵です。
都合により展示作品を変更する場合があります。