開催趣旨
平安時代以降、西国三十三所等の観音菩薩巡礼が盛んとなり、京都(洛陽)においても三十三の観音を対象とする巡礼が行われるようになりました。応仁の乱や明治維新による衰退もありましたが、平成17年(2005)に平成洛陽三十三所観音霊場会が結成され、再興されることとなりました。
再興から三度目となる今年度は、六ケ所の札所に伝わるゆかりの人物に関わる寺宝を中心に、洛陽三十三所の多角的な魅力を伝える展覧会を開催します。
基本情報
- 会 期:
- 2018(平成30)年3月10日(土)〜5月6日(日)
前期:3月10日(土)〜4月8日(日)
後期:4月11日(水)〜5月6日(日) - 休館日:
- 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)※4月10日は展示替えのため休室、5月1日(火)は臨時開館
- 会 場:
- 京都文化博物館 2階総合展示室「京の至宝と文化」
- 開室時間:
- 10:00~19:30(入室は19:00まで)
- 入場料:
- 一般500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
*上記料金で、総合展示と3階フィルムシアターがご覧いただけます - 主 催:
- 京都府、京都文化博物館
- 協 力:
- 平成洛陽三十三所観音霊場会
▲聖徳太子像 六角堂 頂法寺
▲加増観音坐像 雨宝院
▲因幡堂縁起絵巻 平等寺(画像提供 鳥取県立博物館)
主な展示品
作品 | 員数 | 所蔵 | 展示期間 |
---|---|---|---|
聖徳太子像 | 1幅 | 六角堂 頂法寺 | 通期 |
木造阿弥陀如来坐像 | 1躯 | 善能寺 | 通期 |
象海宗師像 | 1幅 | 今熊野観音寺 | 前期 |
本多道喜像 | 1幅 | 法音院 | 前期 |
因幡堂縁起絵巻 | 3巻 | 平等寺 | 通期(巻き替え) |
無人如導像 | 1幅 | 東向観音寺 | 後期 |
洛陽三十三観音巡礼納札 | 1枚 | 雨宝院 | 通期 |
関連行事
①開白法要
- 日 時:
- 3月10日(土)10:30~
- 会 場:
- 京都文化博物館 2階総合展示室内
※事前申込み不要 当日の入場者に限ります。
②学芸員によるギャラリートーク
- 日 時:
- 4月13日(金)18:00〜 ※30分程度
- 会 場:
- 京都文化博物館 2階総合展示室内
※事前申込み不要 当日の入場者に限ります。