開催主旨
池大雅(1723〜1776)は、江戸時代の日本文人画史を代表する巨匠の一人です。大雅が生を受けたのは、江戸幕府成立100年を経て、社会・経済が十分に成熟した江戸時代中期の京都。好学の風に満ちた都市にあって、少年時代から書画に才能を発揮した大雅は、中国の文人文化に憧れつつ書画家としての人生を歩みます。諸国を歴訪して見聞を深め、古今の漢詩、学問とそれを育んだ中国文化への憧憬を、自由でおおらかな独特の筆さばきで表現しました。
大雅は世俗の栄誉を求めず、古代の賢人、詩人のごとく高雅な生き様であったと伝えられています。ただし大雅のそうした生活を支えたのは、彼を保護する多くのよき理解者がいたからとも言えましょう。新たな文化を貪欲に求めていた18世紀という時代にあって、大雅の個性的かつ教養豊かな作品は、上方の町衆から貴族、大名まで多くの支持者を集めました。大雅の生活とその造形作品は、まさしく18世紀の近世社会が産み出した豊かさを物語っています。本展示では、池大雅美術館より寄贈され現在京都府が収蔵する、池大雅のすぐれた書画、貴重な関連資料の数々をご覧頂きます。
▲池大雅 「高士訪隠図屏風」
基本情報
京都府蔵池大雅美術館コレクション池大雅
- 会 期:
- 平成28年2月26日(金)〜4月3日(日)
- 休館日 :
- 毎週月曜日(祝休日の場合は開館、翌日休館)
- 開室時間:
- 午前10時〜午後7時30分(入室は閉室の30分前まで)
- 会 場:
- 京都文化博物館 2階総合展示室 京の至宝と文化
- 主 催:
- 京都府、京都文化博物館
- 入場料金:
- 一般500円、大学生400円、高校生以下無料
*上記料金で、2階総合展示と3階フィルムシアターがご覧いただけます。
▲大雅堂連名簿