池大雅(1723~1776)は、江戸時代中期の京都で活躍した文人画家(南画家)です。大雅の作品はのびやかな線、柔らかな墨と色使いの魅力にあふれ、早くから日本の文人画史を代表する巨匠の一人として世界的な評価を受けてきました。 平成25年12月、京都府は同年に閉館した池大雅美術館から、池大雅に関する作品・資料を一括寄贈されました。同美術館からはかつて平成7年に所蔵品の部分寄贈を受けており、この度の追加寄贈を通じて、今後その所蔵品全てを京都府で受け継いでゆくこととなります。本年度の総合展示では、御寄贈頂いたこれら池大雅美術館コレクションの代表的な作品・資料をご覧頂き、大雅のすぐれた書画芸術の魅力に迫りたいと思います。

ikenotaiga1▲池大雅「千字文(天)」通常展示*前・後期で場面替えあり

基本情報

会期

平成26年11月8日(土)~ 平成27年1月12日(月・祝)
前期展示:11月8日(土)~ 12月7日(日)
後期展示:12月9日(火)~ 1月12日(月・祝)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
年末年始12月28日(日)~1月3日(土)

会場

京都文化博物館 2階総合展示室「京の至宝と文化」

開室時間

午前10時から午後7時30分まで(入室は閉室の30分前まで)

主催

京都府、京都文化博物館

入場料

一般500円、大学生400円、高校生以下無料
*上記料金で、2・3階総合展示・3階フィルムシアターもご覧いただけます。

主な展示品

ikenotaiga2▲池大雅「柳下童子図屏風」

■池大雅「柳下童子図屏風」重要文化財前期展示
■池大雅「天産奇葩図巻」通期展示 *前・後期で場面替えあり
■池大雅「千字文(天)・(地)」通期展示 *前・後期で場面替えあり
■池大雅「和様尺牘文範」通期展示 *前・後期で場面替えあり

関連イベント

①講演会「池大雅を楽しむための基礎講座」*要事前申込

日時

平成26年11月15日(土) 10時30分~12時

場所

京都文化博物館 本館3階フィルムシアター(定員170名)

講師

河野元昭氏(京都美術工芸大学学長・東京大学名誉教授)

特別スピーチ

佐々木もと子氏(元・池大雅美術館館長)
参加費無料*ただし展覧会の入場券(半券可)が必要となります。

②ワークショップA「はじめての水墨画体験」*要事前申込

日時

平成26年11月30日(日) 10時~12時30分

場所

京都文化博物館 別館2階講義室

講師

村田隆志氏(大阪国際大学准教授)

対象

小学4年生~中学生(定員15名)
参加費無料*ただし保護者ご同伴の場合、展覧会の入場券(半券可)が必要となります。

③ワークショップB「大きい筆で、大きい文字に挑戦!~池大雅展に集う~」*要事前申込

日時

平成26年12月6日(土) 10時30分~12時30分頃

場所

京都文化博物館 別館ホールおよび別館2階講義室

講師

塩竈義晴氏(読売書法会幹事・日本書芸院無鑑査員)

対象

小学生~中学生(定員20名)
参加費無料*ただし保護者ご同伴の場合、展覧会の入場券(半券可)が必要となります。

④学芸員によるギャラリートーク

「池大雅美術館コレクション寄贈記念 池大雅」「幕末明治の京都の日本画」について、担当学芸員が解説いたします。

日時

平成26年11月28日(金)、12月19日(金)
※各日とも午後6時から当館展示室内で行います。事前申込不要、当日の入場者に限ります。