開催趣旨
京都文化博物館では、現代アートのシリーズbasement #02として「藤浩志 龍の存在を無視できない」を開催いたします。京都で学生時代を過ごした藤浩志は、家庭で不要となったおもちゃの物々交換システム「かえっこバザール」を展開し、増え続けるプラスティック製品の問題、循環型社会や地域とアートの関係性を提起してきました。
本展では、こうした問題意識とは異なっているようで根底では繋がっている、藤の学生時代に強い関心を持っていた「龍」にまつわる作品を中心に展示を構成します。
基本情報
- 会 期:
- 2022年11月29日(火)~12月11日(日)
- 休 館 日:
- 月曜日
- 会 場:
- 京都文化博物館 総合展示(1階会場)
- 開室時間:
- 10:00~19:30
- 主 催:
- 京都府、京都文化博物館
- 助 成:
- 文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業
作家プロフィール
藤 浩志 Fuji Hiroshi
美術家/秋田公立美術大学教授/秋田市文化創造館館長
奄美大島出身の両親の影響で大島紬周辺で遊ぶ。京都市立芸術大学在学中演劇活動に没頭した後、地域をフィールドとした表現活動を志し、全国各地の現場でプロジェクト型の表現を模索。同大学院修了後パプアニューギニア国立芸術学校に勤務し原初的表現と社会学に出会い、バブル崩壊期の再開発業者・都市計画事務所勤務を経て土地と都市を学ぶ。「地域資源・適性技術・協力関係」を活用したデモンストレーション型の美術表現により「対話と地域実験」を実践。
《八方睨みの龍もどき》1982年
京都市美術館
《公庭には龍がいた》1997年
福岡市御供所小学校跡地
《御池の九頭龍伝説のための素描》2020年
プレオープンイベント
展覧会オープン直前の開場で、出品作家の藤浩志自身による簡単なフロアレクチャー付きの内覧会イベントを行います。
日 時:2022年11月27日(日)16:00~17:30
会 場:京都文化博物館 総合展示(1階会場)
★事前申し込み不要
★当日はどなたでも自由に参加いただけますが、密を避けるため入場を制限する場合がございます。
予めご了承ください。
総合展示(2階会場) ※同時開催
●2022年10月8日(土)~12月4日(日)
近衞家 王朝のみやび 陽明文庫の名宝12 宮廷行事と宸翰和歌懐紙
●2022年10月8日(土)~12月4日(日)
京都洋画新人展 1967-1975
●2022年10月15日(土)~12月11日(日)
ある画家による京都 西川純の素描