開催趣旨
京都では、美しい自然の中で生きる人々の間に、長い歴史を通して高い水準の工芸文化が紡がれてきました。 京都工芸美術作家協会は、昭和21年(1946)に設立された、京都にゆかりのある作家たちの団体です。この協会は、部門や会派を超えた作家団体として戦後京都の工芸活動を支えてきました。現在は11の分野にわたる約350名の作家を擁して展覧会などの活動を行っており、2021年秋には設立75周年を迎えます。新型コロナウイルスがあらわれたことにより生活様式の見直しを余儀なくされ世界が混迷しているこんにち、高い精神性を体現するさまざまな工芸作品の重要性はますます高まっていくと考えられます。
本展覧会では、多くの人々に、さまざまな作風・分野の工芸作品に触れ、京都の工芸の多彩な魅力や歴史の厚みを感じていただきたいと思います。
基本情報
- 会 期:
- 2021年1月15日(金)〜2月7日(日)
- 休館日:
- 月曜日(祝日は開館、翌日休館日)
- 会 場:
- 京都文化博物館 3階展示室
- 開室時間:
- 10:00~19:30 (入室は30分前まで)
- 入場料:
- 大人 500円(420円)大学生 400円(320円)高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金 - 主 催:
- 京都府、京都工芸美術作家協会、京都文化博物館
- 後 援:
- 京都新聞、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、読売新聞京都総局、産経新聞社京都総局、NHK京都放送局、KBS京都、エフエム京都
左上より右回りに〈花に雲〉中井貞次/〈増殖〉森口邦彦/〈白砂査双蟹飾皿〉今井政之/〈待春〉寺池静人/〈儘銹弧状文緑彩花瓶〉森野泰明/〈光彩の盤〉伊藤裕司/〈欅拭漆盛器〉村山明/〈償雲〉羽田登
中央「煙」書:真神巖盪