開催趣旨

津田青楓は、1880(明治13)年、西川源兵衛とみよの次男として京都市上京区(現中京区)に生まれました。生家は「華道去風流」の家元であり、実兄は七世一草亭です。
1897(明治30)年、図案製作を学ぶために京都市立染織学校に入学、同時期に谷口香嶠に師事し、日本画を学びます。関西美術院で浅井忠、鹿子木孟郎の指導を受けた後、1907(明治40)年に農商務省海外実業練習生として渡仏、安井曾太郎と共にアカデミー・ジュリアンで学びます。1926(大正15)年、京都市下京区(現東山区)霊山町に開設したことから始まる津田青楓洋画塾は、京都の若い芸術家たちのサロンとして重要な役割を果たしました。
青楓は日本画や油彩画、書の制作にとどまらず、図案制作や装幀、文筆活動を行いました。二科会の設立に参加し脱退を余儀なくされるまでの社会的活動や、夏目漱石や河上肇らとの交流など、その長い生涯は、社会状況を照射する活動と人間関係に彩られています。
本展では、多彩な活動と幅広い交流で知られる画家・津田青楓の作品・資料を、京都での活動に焦点を合わせながらご紹介します。

津田青楓『うづら衣』より(山田芸艸堂、1903年)スコット・ジョンソン蔵 ©Rieko Takahashi津田青楓『うづら衣』より(山田芸艸堂、1903年)スコット・ジョンソン蔵 ©Rieko Takahashi

 

基本情報

会 期:
〜 2020年6月14日(日)まで
休館日:
毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
会 場:
京都文化博物館 2階総合展示室「京の至宝と文化」
開室時間:
当面の間10:00~18:00とさせていただきます(入室は17:30まで)
入場料:
一般500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
主催:
京都府、京都文化博物館

津田青楓『華紋譜 花之巻』より(本田雲錦堂、1899年6月)芸艸堂蔵 ©Rieko Takahashi津田青楓『華紋譜 楓之巻』より(本田雲錦堂、1900年4月)芸艸堂蔵 ©Rieko Takahashi

 

津田青楓「糸瓜」、『小美術図譜』より(山田芸艸堂、1904年9月)芸艸堂蔵 ©Rieko Takahashi津田青楓「糸瓜」、『小美術図譜』より(山田芸艸堂、1904年9月)芸艸堂蔵 ©Rieko Takahashi

 

津田青楓《お茶の水風景》1918年、京都市立京セラ美術館蔵 ©Rieko Takahashi津田青楓《お茶の水風景》1918年 京都市美術館蔵 ©Rieko Takahashi

 

津田青楓《研究室に於ける河上肇像》津田青楓《研究室に於ける河上肇像》1926年 京都国立近代美術館蔵 ©Rieko Takahashi

津田青楓《頬杖の女》津田青楓《頬杖の女》1930年 京都国立近代美術館蔵 ©Rieko Takahashi

 

主な展示品

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関連イベント

◆ギャラリートーク
日時:2020年5月29日(金)、6月5日(金) ※中止させていただきます。


◆ぶんぱく京都講座「図案家の青楓、洋画家の青楓」
開催日:2020年5月24日(日) ※中止させていただきます。