日本で最初の映画スター、尾上松之助(1875-1926)は、映画界だけでなく、社会福祉事業にも大きな功績を残している。特に、大正14年に京都市南区に建設された住宅20戸は、低所得者を対象とした住居で、そこから立派な人が輩出されるよう、いつしか「出世長屋」と呼ばれるようになった。そのほか、学校への寄付等も積極的に行っており、京都府は昭和41年に下鴨神社南の葵公園内に松之助の胸像を建て、その功績を讃えた。今年、胸像建立50年を記念して、当館では尾上松之助の出演作品および、葬儀の実況の記録映画を上映し、目玉の松ちゃんの功績を振り返る。

3月1日(火)13:30〜・18:30〜
4日(金)13:30〜・18:30〜

『弥次喜多善光寺詣り』

1921(大正10)年日活大将軍/68分・モノクロ・サイレント
監督:辻吉朗、小林弥六 出演:尾上松之助、中村扇太郎

3月2日(水)13:30〜・18:30〜
5日(土)13:30〜・17:00〜

『渋川伴五郎』

1922(大正11)年日活京都/96分・モノクロ・サイレント
監督:築山光吉 出演:尾上松之助、嵐璃珀、片岡松燕

3月3日(木)13:30〜・18:30〜
6日(日)13:30〜・17:00〜 ※3作品連続上映

『忠臣蔵』

1910(明治43)年横田商会二条城撮影所作品/77分・モノクロ・サイレント
監督・製作:牧野省三 出演:尾上松之助、片岡市之正、嵐橘楽

『忠臣蔵』

1926(大正15)年 日活大将軍/21分(部分)・モノクロ・サイレント
総指揮:池永浩久、中村鶴三(尾上松之助)脚色・監督:池田富保
出演:尾上松之助、山本嘉一、河部五郎

『尾上松之助葬儀』

1926(大正15)年日活大将軍/22分・モノクロ・サイレント 記録映画
出演者:阪東妻三郎、衣笠貞之助、横田永之助